会社の同僚は愛が重すぎる。
僕の名前は一ノ瀬〇〇。僕には彼女が居る同じ会社の同僚、矢久保美緒だ。だが、ちょっと愛が重すぎる…。
矢久保:〇〇〜!
〇〇:抱きつくな!仕事中だぞ!
矢久保:えっ…こんなに好きなのに…。別れてもいいんだ…それで、居場所がなくなって私がホームレスになってもいいんだ…居場所がなくなって食べる物もなくなった暁には飢え◯んでもいいんだ…。
お得意のヒス構文だ。
〇〇:分かった分かった。悪かったよ。でも仕事はちゃんとやれよ?
矢久保:分かってる!ところでさ、今日家行っていい?
〇〇:断ったら?
矢久保:エンドレスヒス構文。
〇〇:分かったよ…いいよ。
矢久保:やったー!仕事頑張る!
〇〇:(元気だな…笑。)
それから2人は仕事を終わらし、〇〇宅へ。
〇〇:ただいま。
美空おかえりお兄ちゃん!
この子は一ノ瀬美空。〇〇の妹だ。妹も゙愛が重くめんどくさい部類だ。重くなったのは美緒のせいだろう。
矢久保:美空ちゃん久しぶり!
美空:ご無沙汰してます。No.2彼女の矢久保さん💞
矢久保:違う!No.1は私!〇〇!私の方が好きだよね!
美空:妹の私でしよ!
〇〇:はぁ…始まったよ…。
矢久保が家に来ると確実にこれから始まる。同棲を試みるが美空に止められる。美空はいわゆるブラコン、というやつだ。
〇〇:美空は妹。彼女のNo.1は美緒です。部屋行ってるぞ〜。
矢久保:やった〜!No.1は私なの!〇〇ー待って〜💞
美空:ちょっと〜〇〇!前言撤回しろ〜!
〇〇:(騒がしいな…。)
時間も過ぎていき夜ご飯の時間に。
矢久保:私が〇〇に愛情たっぷりのオムライス作るんだから!
美空:お兄ちゃんはハンバーグの方が好きです!
〇〇:どっちも好きだよ。
矢・美:どっち!
〇〇:圧が凄いな…。今日はハンバーグの気分かな…。
美空:やった〜!作ってくる!
矢久保:くそっ…負けた…。
作り終えた美空は食卓に並べる。
〇〇:なんだこれ…。
美空:💞
矢久保:💢
〇〇のハンバーグには、一生。美空のハンバーグには、No.1。美緒のハンバーグには、No.2と書いてあった。
〇〇:美空…流石に怖いわ…。
矢久保:ちょっと美空ちゃん!No.1は私!さっき証明したでしょ!
時刻は深夜。騒がしい食卓は静まり返り〇〇達は就寝。かと思いきや…。
矢久保:ここは彼女の私が寝るの!
美空:お兄ちゃんと久しぶりに寝たいな💞
矢久保:上目遣いは無し!
〇〇:(埒が明かないな…。)
じゃあこうするか?
横一列に美空、〇〇、美緒で川の字で寝ることにした。そして翌朝…。
ーーー ーーー ーーー
〇〇:…今何時だ?
って!遅刻じゃねぇか!美緒起きろ!
矢久保:あと5分…
〇〇:起きろ!遅刻だよ!
美緒:え!マジか!
この後、仕事現場で2人がこっぴどく叱られました。
ーーー 終わり ーーー
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?