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どうにでも描ける世界に、どうしても描けないもの 飛翔であるとか 全部思うようになればいいのになぁ。 何でも描ける世界、リアルを描かない世界、重力なんて存在しない世界。 そこでは「飛ぶ」ことが意味を持たない。 意味を持たないどころではない、それは単に「宙に浮いている」だけなのだから。 何の気なしにぴょんと跳んだ人がそのまま落ちてこないのと、飛行機が空へ飛んでいくのは同じこと。そこに「飛翔」としての価値はない。 何でも描けるからこそ、描けないものが存在することになる。 私