理由も無く何かを嫌うことは悪なのか

理由は特に無いのに何かを嫌うことは悪なのか否か。

私は今まで、これを悪として認識してきた。

何となくの偏見や世間でのイメージ、周りの意見に流されて、よく知らないのに何かを悪者扱いするのは悪だと思う。
しかし、必ずしもそうとは限らない。ひょっとしたら、意識下に無いだけで、それを嫌いだと感じる理由があったり、あるいはその対象によって嫌な思いをした経験が過去にあるのかもしれない。

例えば、ルールやマナーに厳しい人が何故かわからないけど嫌いだとする。ルールやマナーを守ることは必要ことだ、と頭の中では思っていながら、何故かそのタイプの人が嫌いとする。
単に面倒臭いのが嫌だっり、自分が怠惰でこの手の人に叱られるから、というだけの理由かもしれない。
しかし必ずしもそうとは限らない。
ひょっとしたら過去にそのタイプの人のせいで辛い思いをして、無意識のうちにそのタイプの人を避けているのかもしれない。そして単にそのことを自分で忘れているだけかもしれない。
あるいは「ルールやマナーに厳しい」のが嫌いなのではなく、このタイプの人にありがちな「人それぞれの言い分を聞いてくれない、色んな背景を考慮してくれない」という特徴が嫌いなのかもしれない。そしてそのことに無自覚なのかもしれない。

では、理由もわからないのに何故か嫌いなものを悪者扱いするのは、悪ではないのか?
正直にいうとそれはまだわからない。
理由を掘り下げて考えてみる必要があると思う。
ひょっとしたらただの自分のわがままかもしれない。あるいは勘違いや思い込み、先入観にすぎないかもしれない。
しかしもしその理由が、過去のトラウマや嫌な出来事に基づくものだったら?わざわざ過去の嫌なことを想起しなくてはならないのか?

どうするのが正解なのかは私にはわからない。とりあえず、他人の意見に流されないことは重要だと思う。

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