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「わかばの初恋」 詩文

呼び出された 公園のベンチ
青年は
まっすぐに その瞳を
こちらに向けて
まぶしいほどの まなざしで
真剣に心からの 想いを 
あたためてきた 思いを
大切に 大切にしてきたことが
伝わる まっすぐな瞳
テイクアウトのコーヒーを差し出し
「何も 望みません
あなたが 好きだと
どうしても 伝えたかった
来てくれて
ありがとうございました」

さわやかに笑った
何も望んではいけないひとに
ただ それだけを伝えにきた
青年は
まぶしかった

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