明けない夜

この話は5月の総括として書く予定でいた。
しかしながら「もう今しかない」と思うことが多く、記すことにした。

待つから長くなる。

これは一つの真理だと思っている。

ここから先は頭の中を4月に戻してから読み進めていただきたい。

5月にはお陰さまで多くの予定が入る形になった。
3日→写真展
4日→数年ぶりの釣り
5日→デ・キリコ展
6日→予備日のはずが復習日になってしまった……
11日→会津若松に遠征(1泊)
12日→新潟へ遠征
19日→文学フリマ
21日→鉄道雑誌の発売日

具体的に振り返ると
3日はリスペクトしているKAGAYAさんの写真展に行ってきた。
写真を撮る身としてはテクニカルな部分含めて圧倒されっぱなしではあったのだが、同時に学びの深い時間でもあった。
(特に水面に反映させた写真は風が吹いたりしたら撮れないためどれほどの時間を待つことになったのだろうか?等も含めて気になる形ではあった)
4日は友人が「勤め先の人と釣りに行くから、空いてたら一緒にどう?」と誘ってくれた。
数年ぶりに釣りはやりたかったので行くことにした。
釣果はいまいちだったが楽しい時間ではあった。
また皆で夕飯を食べたのだがその時に怪獣8号が面白いという話題になり今年中には読みたいなと思った。
5日はデ・キリコ展に行ってきた。
マグリット好きとしては抑えたい展覧会ではあったが何も勉強しておらず理解が不十分なままに終えてしまった……。
勉強して再履修したいと思った……。
6日は予定は入れないようにしていたのだがそんなこともあり本屋に向かい怪獣8号を2冊とデ・キリコを特集していた芸術新潮を購入してきた。
これでGWは終えるわけだが
1:飛行機のチケットのとり方を覚えたい
2:車が欲しい(移動手段を広げるためであり、軽の4WDで車中泊できたらOK!!)
3:ペーパードライバー講習を受ける
4:釣具を一式買い替えたい
と野望が広がることになった……。
なお100万あればローンも組まずに終えられそうではある……。

11日〜12日の遠征は元々は新潟入して一泊だけのはずだった。
しかしながら11日の新潟では
1:有名なアーティストのライブ(教えてもらえたけど覚えられず……)
2:アルビレックス新潟vs浦和レッズ
3:新潟駅120周年記念号の運転
と3種類程度のヲタクを呼び込む形となり、ホテルは満室or超高騰という状態ではあった……。
日帰りも考えたのだが、新幹線も満席なのとどうしても外泊したいと言う欲望を抑えきれずにいた。
色々と整理したり組み立ててみたりした結果として、会津若松からの始発で新潟入りと言う結論にたどり着いた。
11日は朝4時に起きて大宮駅まで向いそこから新幹線で郡山へ向かう。
なぜだか無駄に勝負したくなり、自由席を購入するも、余裕で座れた。
(東京からではなく大宮からにすることで1000円近く安くなったので大宮を選択したが乗車率は読めず指定席を考えていた。)
あっけなく郡山に到着し、会津若松までは問題なく到着する。
遠征を楽しみ、一度ホテルにチェックインする。
駅近くにスーパーとドラッグストアがあったのだが、お弁当はドラッグストアの方が安かったので、そちらで夕飯を購入した。 
意外と夕飯後は落ち着くので再度駅に向かい夜の部を開催!!(少しばかり駅を眺めたり、写真を撮ったり。)
そしてホテルに戻る。

12日も朝4時起き……。
実は11日でちょっと満足しており、睡眠不足で新潟に向かうのはダルかった……。
磐越西線は阿賀野川沿いに走るので豊かな自然とGV-E401系の走行音を楽しめてはいたのだが、それは余計にお腹いっぱいになる話であった……。
そして遅れもなく新潟駅に到着。
こちらでもE129系や塗装を変えたE653系などによってまたテンション上がり始める!!
そのまま遠征を楽しむことになった。
帰りの新幹線は爆睡したかったのだが、運良く長岡〜大宮間をノンストップの速達便に乗ることが叶ってしまい、記憶にある限りでは8回目のクライマックスを迎えていた!!
もはや自分でも意味不明である……。
結局、その速さを楽しむ形になり一睡もしないまま東京に戻った……。

そして19日は二度目の文学フリマへお邪魔してきた!!
今回は知り合いの方はあまり出ていなかったことや、昨年の反省も踏まえて少しだけ遅く動き出したのだが、過去最高の来場者数と囁かれるほどにそれは意味をなさない話ではあった……。
(落ち着いて見るために一段落した時間を狙った。)
ここでは写真集を軸に周ってみたのだが1冊も見つけられず、むしろ「言葉」について考えるようになっていた……。
例えば「イラスト+一言」でのポストカードなどは作り方を覚えたいのだが、絵が描けないのでそこは(自分でやるとしたら)捨てに行く部分ではある。
仮に言葉だけは考えるとイラストレーターを捕まえたとして二人でやるメリットを相手側に提供できない気もする。
それならば「写真と詩」等を考えるしかないだろう……。
それはやってみたい事でもある!!
「そもそも人はなぜ言葉にこんなにも揺れ動くのだろう?」とそんなことさえ思っていた。
ともあれ「出店側に回るには?」と考えながら楽しんできた……。
文学フリマってクオリティの高い学園祭ではなく一部にはプロもいるのだ。
そこに会場費を払い、お金を持って参加する人々!!お金を持った人を野に放つのは危険なのに、TRCという限定的な場所にそんな人々を放っておいて荒れないのはある種の奇跡なのかシンパシーなのか……。

そして来る21日
この日の鉄道雑誌はダイヤ改正後の動きや、車両の動きなどをまとめた特集になるのでとにかく抑えたいのだ!!
ここから加速するのは目に見えている!!
何より貨物特集が組まれるのも嬉しいところ!!

さてここまで読まれた方はタイトルの「明けない夜」の意味がわからなくなっているだろう……。
実は4月からはものすごく時間の流れが遅く感じているのだ……。
それは冒頭に記した「待つから長くなる」につながる話。 
4月のはじめから予定を抑え、チケットを抑え、ホテルは抑えられず、白紙に何度か書き直してきた。
ある程度決めれば電卓を叩き、なんとか赤字を出さないように予算を組み楽しみにその日を待っていた……。
長い日々だった……。
まるで明けない夜のようだった……。

そんな訳で小学生のような5月を過ごしてきたわけだ!!

そして今、最も待ち遠しいのは「給料日」なのであった……。

もう少しだけ明けない夜は続きそうだ……。



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