舌ピアスのギャルなのに、愛につつまれてるじゃないか～！

先日久々にほっこり笑顔になれる写真に、
noteで出会えたのでご紹介します。

私は日常の中で、見過ごしてしまいそうな穏やかな一瞬や、
優しさが感じとれる写真が昔から大好きです。

ずいぶん前になりますが、梅佳代さんの「うめめ」という写真集の中で、
すごく好きだった１枚があったんですよね。

確か上野かどこかの駅構内のロッカー前で、
上京してきた家族（友人かも？）が荷物がこぼれ落ちそうになって、
コントのように全員があわわわわっ～ってよくわからないけど、
てんやわんやの状態になってるという写真。( ´∀｀ )

こういう何でもないけれど、みんなが一つになってる感じががすごく好きで。チラリと視界に入ってしまったその見知らぬ家族のあわてた様子に、思わずクスッと笑ってしまうような・・。そういう写真が好きでした。

そして、今回ほっこりした写真は、マスダヒロシさんが撮影されたもの。

ピンクの派手派手な振袖に、舌ピアスをしたお嬢さん。いわゆるギャルさんです。

でもこのお嬢さん、体調がよくないおじいさんの為に、まだ蒸し暑い日に成人式の前撮りをしたいと希望して、写真をマスダさんにとってもらったんですよね。それだけ聞いても「ええ子やな～」って感じです。

映し出された写真には、お嬢さんと一緒に並ぶおじいちゃん。

照れているのかな？　たんたんとした表情なのがまたいい。
そりゃおじいちゃんは、プロに写真向けられたら、緊張しますよね。

田んぼで下妻物語風に撮った写真も、おばあさんの仏壇に手を合わせる姿の写真もいい。

でも私の１番のお気に入りは、着付けが完了するまでの間かな？家族が横で笑顔でみそ汁をすすっている姿が、振り袖姿のお嬢さんの横にうつる写真。

そこにあるのは、普段の生活感満載な住まいと、温かい家族の存在。
かもいにでっかいクリップみたいなのでとりつけた、ハンガー掛け。
成人式の前撮りにカメラマンさんが来るけど、おうち片付けよう！とかいう気負いが感じられないのがいい。
ありのままの素敵な家族の姿が垣間見れました。

舌にピアスのギャルっていっても、変な思い込みはいらないな・・。
愛情いっぱい受けて優しく育ったお嬢さんの姿がそこにはあって、
ほっこりできた１枚でした。

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この写真を少しでもシェアしたくてこちらのnoteを書きました。
ここまで読んで下さりありがとうございました。(⌒∇⌒)

＊ちなみに私の成人式の時は、母が自信満々で探してきてくれた
”東京帰りの美容師さんが、ヘアメイクをしてくれる！”ということで、すごく期待に胸を高鳴らせて、作り上げていただいたのですが・・・

結果は、往年の演歌歌手のような風貌になってしまい、（２０歳なのに！）その時の記念写真は、ずっとそっと、棚の中にしまわれたままであります・・。

母には感謝しているのですが・・・。
このギャルのお嬢さんのように自分の見せ方をわかって、最高の笑顔で写真におさまっている姿がちょっぴりうらやましかったです。とはいえ、私も元気にこうして生きてます。すべてのことに感謝！♡