妻が泣いている中、飲み会に行った日

2024年2月24日

 今日は以前から大学時代の友人と飲みに行く約束していた日だった。15時30分ごろに家を出る時、妻は泣いていた。感情の起伏が激しいと自分で言っていたが、寂しかったのだろう。涙を自分で拭いてから、楽しんでいってらっしゃい、と送り出してくれた。

 今日は三連休の中日で、唯一天気の良い日だった。散歩でも行けば気持ちの良い日だっただろうが、気温は低かった。我々夫婦にとっては珍しく9時ごろに起床し、朝食に妻の焼いたパンケーキを食べ、1週間分の食材を買いに出かけ、昼食を食べた。妻がフルーツパンケーキを食べたいと言っていたので、家の近くでパンケーキの美味しそうなお店を探していたが、今日は時間と腹具合的に行けないと判断していた。

 妻は昼食を済ませた後、いつもの通りソファで昼寝をした。妊娠中は昼寝をするのがお決まりなので、その間自分はゲームをして暇を潰した。1時間ほど経ち、飲みに行く時間が近づいていたころ、妻は目を覚ました。ふすまから顔を覗かせて、こちらを見ていた様子は、とても寂しそうな感じだった。

 その後、出発するまで30分を切ったぐらいから、一緒にお笑いを見ていたが、急に妻は行かないで、と抱きついてきた。寂しいよね、ごめんねと謝りながらなだめていたが、ふと妻が泣いているのに気づいた。

 一緒にいられる時間に昼寝をしてしまったから、より一層寂しかったのかもしれない。家に1人残されるのは寂しいのだろう。しかし、飲みに行くことは随分前から約束していたので、今更断るのは友人に申し訳なくて、今日は行くのやめるね、とは言えなかった。

 ほんの数時間だけだから、とは言えない。自分と妻では状況が違うし、考え方も違うから。寂しい思いをさせすぎてるかもしれない。今日は妻が笑顔で送り出してくれたけど、そのうち、そうできない日が来てしまうかもしれない。一緒にいる時間を大切にしようと思う。


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