メロウofソウル

ぼくは肝心な時に肝が
すわらないところがあって
男として引け目を感じている
求めているのも 恋や愛ではなくただそこにいる母親で
それを恥じることもせず人のせいにしては自らをなだめている
年の功のせいか時が満ちたことに気が付き
このまま駄々をこねているのにも
限界をかんじている。つめたいおつゆの中に
花を浮かべて遊ぶ遊びが中国にはあるらしい。
ぼくの遊びもどこかの国ではただの 遊び になれば
すべてそのせいにして収まるのにと乙女めいたことをふかす。
人に情けないと言われれば 乳飲み子の真似をして
甘やかしてもらう。
自分がただ無力であると思わせることに長けてしまった29際であった。