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父と気分転換にテニス

今日は、父と近所のテニスコートのある公園に行きました。

父は、今年、後期高齢者。

私は、四十歳を過ぎている。

父は、自分は、まだ若いと過信していたのかもしれない。

だが、実際には、糖尿病を抱え、
身体も昔のようには、うまく動かないのである。

案の定、ろくにウォーミング・アップもしないで、
私の打球を走って追いかけたら、思いっきり、後頭部を、
テニスのハードコートに強打した。

それから、20~30秒間、まったくびくとも動かなかった。

私は、父が、死んだと思った。

急いで、救急車を呼ばなければとか、
誰か助けてくれる人はいないか等、
無我夢中だった。

ややあって、父は、起き上がり、
私は、父のウインドブレーカーに付いた、
細かい砂を払った。

高齢の父に無理をさせてしまったことを深く反省した。

とりあえず、いきなりボールの打ち合いをするのは、
危険なので、休憩を入れた。

自宅から持ってきたテニスボールは、二十個程だったが、
ほとんどすべて空気が抜けて使い物にならなかった。

そこで、もしかしたら、テニスコートの事務所に行けば、
テニスボールを販売してくれるかもしれない、
と父が言ったので、さっそく事務所に行った。

残念ながら、テニスボールの販売はしていなかった。

だが、事務所の職員さんが親切な方で、
どこかから工面して、二個テニスボールを貸してくださった。

私は、大学一年生の時、テニスの講義を教授から週一コマ、
90分受けていた。

だから、基本的なことは分かっているつもりです。

父も、決して運動神経がないわけではないのですが、
日頃、鍛錬しているわけではないので、
どうしても、運動する時間は、
ボール拾いをする時間になりがちです。

大体、三十分に一回、休憩を入れて、
水分を摂ったり、アイスを食べたりしました。

私は、父とテニスができて楽しかったです。

父は、一回で懲りたと漏らしていました。

本日は、強風で大変でした。


以上です。


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