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誰か作りやすいレシピを教えてください

それは2024年6月21日のこと。
急にお肉が食べられなくなった。
その日の昼食は唐揚げ弁当。唐揚げ大好物のわたくし、にこにこと満面の笑みで食していた。
さて、ついにとっときの大物……!まさしく〆に相応しい!一口食べて、何とも言えぬ臭みと吐き気に襲われた。顔を青くして口の中のものを吐き出した私に母の怪訝な視線が刺さる。

「……まずくて食べられない」
「まぁ」

その後おげおげしながらお茶を飲み歯を磨き、必死に口の中の獣感に堪えた。
翌日牛肉ならば、と試しても無理だった。四日後、魚がダメになった。
そういえばいつから卵も食べられなくなっていたか。
その日から十日ほど。食事に困っている。
今のところ「一時的なもの」と自分も家族も納得させているが、果たして元に戻るのだろうか。

以前、野菜ごはんというタイトルの記事を執筆した。
あの時はまだ食の選択肢が存在した。特段アレルギーもないため、家でも外出先でも食事を楽しみ、料理の匂いに心躍らせたものだ。
しかし今はそれがまったくない。
肉と魚ばかりの食卓を見ればげんなりとし、泣きたくなる。だし類は鰹などならば平気だけど、チキンもビーフも嫌悪感が凄まじい。単純に自炊すればいいのだけれど踏み切れずにいる。家族の目が怖いせいもある。
気にし過ぎよ、と今の私を否定されるのが怖い。半ばベジタリアン・ヴィーガンと化した私を詰られたくない。
世の過激派ヴィーガンよ、とんでもないことをしてくれたな!!イメージが最悪だよ!!

それらに対応しているカフェならば心置きなく食事も楽しめると期待したが、ここは九州の片田舎。対応しているカフェが少なすぎて遠い!!
めちゃくちゃ泣きたい。どうせならば甘いものを嫌いになりたかった。

しかしその一方で、これはアセンションの一種にあたるのだろうかと思う自分もいる。スピリチュアルを信仰して久しい私。深すぎる追及は今はしないことにしているが、ステージが変わるとこのところよくX(Twitter)で目にしていた。折しも夏至の日に起こった変化である。
たしか霊的覚醒とかがあるんだっけか。本当にそんなことが私の身に?

そちらの変化には心躍らせる部分もあるが、本当に食事を何とかしなかればならない。
……作るか、ヴィーガン食!
どうやってイメージを変えていこうかなぁ。これですんなり肉も魚も食べられるようになったら笑ってくれて大丈夫です。

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