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金太郎の話

娘が幼稚園の頃、"ひまわりのかっちゃん"という本を読んで、娘に伝えたいと思ったことが沢山あった。

本を読んで伝えたかったのは、
学校はたくさん間違っていい。
だから、色んなことに挑戦しよう。
みんな違ってみんないいし、出来なくても大丈夫。
楽しいところだよ。
先生もお友達も助けてくれるよ。

本を読み聞かせるには長すぎるし難しいなと思って、昔話のように話してみようと思った。

金太郎、小学校に行く


昔話のままの金太郎が今の小学校に通ったらどうなるかという話を創作してみた。

運動は大得意だけど、ひらがなも読めないし、
1+1もできない。
授業でたくさん間違えて、色んなことをやらかすけど、先生や友達が助けてくれる。
友達に笑われることもあるけど気にしない。
たくさんの友達と元気に楽しんでいる。
優しくて熱血漢の森田先生と仲良しのクラスメイト

そんな話を毎回考えながら話してみた。
娘はもう金太郎の話が大好きで、半年間毎日話した。
毎日話が続いて行くので、金太郎も一年生から二年生に進級した。

途中から娘もお話しに出てきて、金太郎と仲良しになって、相撲大会で大活躍したりする。

話の続きが思いつかない時は、娘が話を続けてくれたりして、どんどん話が変な方向へ行くことも。
娘のセリフは娘が考えたり、一緒に話を作ってくれた。

話が盛り上がって眠れなくなったり、毎回話を考えるのも大変だったけど、全然上手く話せなくても子どもは喜んでくれる。
お気に入りの話は何度も話したから、だんだん話も上手くなった気がする。
娘は今でも金太郎の話が大好き。
母娘でいい思い出になった。




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