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幸せな人生を生きるゆいいつの秘密、たったひとつの方法、それは愛とともにいきるることだ


もどってきたアミ 小さな宇宙人
エンリケ▪バリオス著
339ページから一部を抜粋させていただきます。😊


p41
「...でもどうしてひとは、うたがったりするんだろう」
「それはね、ぺドゥリート。
頭脳には、いろいろ異なったレベルがあって、ときにより、あるレベルから別のレベルへと接続が変わるんだよ。
おなじ人はあるときにはとても乱暴でざんこくになるし、また別のときには、温厚でとてもやさしいひとにもなる。
もしそのひとが高いレベルにいれば、すばらしい体験ができるようになる。
たとえば、ぼくと出会えたり、多きな真実を理解できたり、自分の夢を実現させたり...。
でも、もし低いレベルにいるとすれば、こういった高いレベルとはつながらない。
たとえ以前はそれを知っていたとしてもね。
うたがい出すから...」

「...きみの内面の平静をたもつ能力を育てていかなければならないんだ。
短気は宇宙とは調和しない。
すべてのことには、それぞれ時機(じき)というものがある。....」

「...もし、きみがうたがったりしなければ、こんなことはきみにとって、いつだってあたりまえのことなんだよ。..」

p55
「遠隔催眠よ!」

「もし、だれにでもこの能力をあたえたとしたら、どんなインチキをやらかすかわからない。
だから悪用するひとの手のとどかないところにあるんだ。
宇宙の基本法が、この能力を統制しているんだよ」

p78
「アミ、あなたたちの科学の水準(レベル)や知識って、ほんとうにすばらしいのね...」

「きみたちの世界とくらべれば、たしかにそのとおりだよ。
でも重要なのはそれよりも精神の水準だ。
それがいちばんたいせつなものであって、それ以外のものはたんに手段であって目的ではないんだよ。
つまり、科学は人々のよろこびのために使うものなんだ。
最高の幸せっていうのは精神的なものなんだよ。
たとえば、社会的成功とか、金銭とか、物質を手に入れることができたとしても、精神的なものに対してまったく無知で、そしてハートに愛がないとしたら、そのひとの人生は物乞いをしているひとよりもはるかにみじめだよ」

「どうして?」

「どうしてって、愛が幸福の泉だからさ」

「ロマンスについてだけ言っているんじゃないんだ。
愛の気持ちをもって生きること、いのちをあたえてくれた創造者にかんしゃし愛すること、人生や自然や呼吸している空気を愛することについて言っているんだよ。
人生のさまざまなことを愛するんだよ」


p144
「“子ども"という言葉は、たとえば気まぐれなひとや強情なひと、短気なひとやかんしゃくもちのひと、おくびょうなひとや他人を傷つけるようないたずらをするひと、などという意味に使われる。
このばあいの“子ども"とは、少ししか進歩していないひとのことだ。
そしておなじ言葉がこんどは、善良なひと、せんさいなひと、善意をもったひとといった意味にも使われる。
長い進歩や進化の結果、魂はそうした子どものように純粋になっていくんだよ」

「きみたちの本は、後者のひとのために書かれている。
精神的な真実は、このとても健康的な子どもの感覚を通してのみとらえられるんだ。
この精神をもっていないひと、つまり、"おとな“は、因襲的な考えやみんなに受け入れられたことや、そのときどきに支配的な理論や流行や習慣にそれらが一致していないというだけの理由で、いともかんたんに拒絶してしまうんだ。
こうして本にこめられている重大なメッセージの本質などまったく理解せずに終わってしまうんだ」

p164
「その偉大な存在は、きみの世界のための精神的な"霊的“な長だ。
あるとき、あるひとが彼の叡知により天啓を得る。
そうするとそのひとは偉大な師に変貌する。
なぜなら太陽の精神の教えを伝えたからだ。
そうやってひとつの宗教が生まれる。
何千年かたって人類はいくらか進歩する。
別の教訓が必要になってくる。
そして別のひとがおなじ精神によって天啓を得る。
こうやって新しい師と新しい宗教が生まれる。
でも、すべての宗教に霊感(インスピレーション)をあたえているのはおなじ精神なんだよ。
また千年がすぎ、さらにつぎの千年がすぎ、あらたにその進歩と人類の必要に応じて別の教訓をひろめるために別のひとが選らばれる。
こうやって別の師と別の宗教が生まれる。
そして、人々はその名前に混乱をきたし、宗教戦争をひき起こすまでにいたる。
でも、それがすべて愛であるその偉大な精神と愛によって道を照らすために送られてきた師を、どれほど深く傷つけるかということをまったく理解できないんだ」

「....宗教的な分裂は国境やイデオロギーの分裂とおなじように、あるいはそれ以上にとても危険なものなんだよ。
宗教の意味が愛を実践することだということがはっきりと理解できないでいるかぎり、宗教や師の名をはり合ったところで、なにも得るものなんかないんだ」


p182
「ほんとうの自分に見合った行動をしてないんだ。
自分のあるべき水準で行動していないんだよ。
だから、なにかをしたり考えたりするたびに、こらしめを受けて苦しむことになるんだよ。
反対にきみがあるがままの自分じしんによい部分にしたがって行動すれば、きみの人生はいつも天国そのものになるよ」

...不快な気分が少しだけどぼくの中に生まれかけた。
でもすぐさまその感情を打ち消すようにした。
行動も思考もよりよくすべきだと思ったからだ。
「ブラボー! そう思えるようになったら、それはひとつの進歩だよ、ぺドゥリート」とアミがよろこんで言った。
「エッ! それどういうこと?」
「きみは進歩しているんだよ、
自分の思考を観察しはじめたんだからね。
もう、それほどにねむっている状態じゃない。
ふつう、ひとはけっして自分の思考に注意を向けてみるということをしない。
悪い考えが頭の中をよぎったとしても、まったくそれに気づかないでいるから、とうぜん自分はすばらしい考えをいだいていると思っている。
これじゃ少しも進歩はない。
ぺドゥリート、きみはいま、自分の心を監視しはじめたんだよ。
自分じしんをより深く理解しはじめたんだ。
そのうえ、自分の意識の中のふさわしくないものを、とりのぞく力も獲得しつつある」


p225 
....ぼくはアミの手で書かれたクラトの羊皮紙の翻訳文を読みはじめた。

愛とは意識の繊細(デリケート)な一成分(いちせいぶん)のことである。
それは存在の深い意味を教えてくれる。
愛はゆいいつの合法的な“麻薬"でもある。
まちがって、愛が生み出すものを酒や麻薬の中にさがすひともいる。
愛は人生においてもっとも必要なものである。
賢者はその秘密を知っていて、ただ“愛"だけをさがした。
ほかのひとはそれを知らないから、“外"ばかりをさがした。
どうやったら愛が手に入るかって?
愛は物質でないから、どんな技術も役に立たない。
それは思考や理性の法には支配されていない。
思考や理性の法が愛にしたがっているのだ。
愛を手に入れるには、まず愛が感情ではなく、存在であるということを知ることだ。
愛とはなにものかであり、実在している、生きている精神である。
だから、われわれの中で目ざめるとわれわれに幸福を、そしてすべてのものをもたらすものーーー。

どうしたら愛がくるようにできるのか?

まずさいしょに存在していることを信じること(愛は見ることはできない。ただ、感じるだけだから)(それを神と呼ぶひともいる)。

それができたら心の奥底にある住まい、つまりハートにさがすことだ。
それはすでにわれわれの中にいる。
呼ぶ必要はない。
きてもらうように願うのではなく、ただ自由に出るようにさせてやること、ひとにそれをあたえてやるようにすることだ。

愛とは、求めるものではなく、あたえるものなのだ。

どうやったら愛が手に入るかって?

愛をあたえることによって

愛することによって



p283
精神的(霊的)なものとは、すべて愛である内的存在のこと。
精神性(霊性)とは、愛それだけを意味する。

だれかに対して、けいべつを感じるとき、そのひとのことを「精神的にあまり進歩していない」とさげすむ気持ちをいだくたびに、見つけることができるんだよ。
まさにそこにひそんでいるんだ。
精神的エゴはともすると自分を進歩しているかのように錯覚させるんだよ。
そしてびみょうに他人をけいべつするようにさせる。
でも真実の愛は、だれもけいべつしない。
ただ奉仕することを望むのみ。そこに大きなちがいがあるんだ」

筋肉よりも、知性よりもつよいものが生きのびるよ。
「精神の力(霊力!さ。愛だよ。それ以外はみな恐竜とおなじような運命をたどる。
平和を求める力が一体となったとき、それはきみたちの世界でもっとも堅固な力となるんだ。
これはたんに、きみたちの文明を絶滅から防ぎうる力がほかにないからにすぎない。
ビンカ、あまり悲観的にならないで。
愛はかならず勝利を手に入れるよ。
だって愛は宇宙最大を力なんだからね」

p310
「愛にはふたつの在り方があるんだよ。
ひとつは自分じしんにむかう愛、もうひとつは、他人(ひと)にむかう愛だよ。
空気が入り、出ていく。
ちょうど呼吸とおなじようなものだ。
執着があるとき、はき出す空気の量よりも、はるかに多く吸いこむようなものなんだ。
“すべて、みんな自分のもの"もっと自分へ、自分の家族へ、自分の党派へ、そしてそのほかの他人にはより少なく。これを不均衡(アンバランス)っていうんだよ」

p317
「人工的なほうがずっとすぐれているって...よくわからないけど、ぼくは自然といっしょに生きるのが、いちばん進んだ生き方かと思っていたよ。」
「人類が考え、つくり出したもので、愛の法に調和しているものは、みな自然なんだよ。
人類が永遠の原理と調和して行動するとき、宇宙最大すべてが人類の資産となる。
この資産はできるかぎりの想像力や技術を使って、幸福のために利用することができるんだよ。
それはまた、一人ひとりにとってもおなじことなんだよ。
自分の魂が想像したことすべては実現可能なことだから。
もしほんとうに望んでいることなら、努力と継続と信念をもってぜひとも実現すべきなんだよ...。
でも、きみたちは、世界から武器をなくすだけで、世界じゅうの飢餓や苦悩を解消できるということを夢にすら思い描いたこともない。
きみたちの世界がたった十五日間で、武器のためにどのくらいお金を使うか知っている?」

「そのお金で。世界じゅうのひとが、何日くらい食べていけると思う...?」

「わたし、おなじ日数くらいだと思うわ。
でも、そうしたら飢えているひとがひとりもいなくなるわ、!」とビンカが言った。

「いや、いや、とんでもない。十五日どころが、何年もだ! 何年もだよ。
たった、十五日間の軍備費で、世界じゅうの人口のぜんぶのひとが何年もじゅうぶんにたべていけるんだ」



p323
「そう、きっときみの世界は、きみの惑星の運命は、この本を読んでいるきみの行動しだいだろう。
きみがきみの惑星のすべての運命の決定をくだすことになるだろう」

p326
“おとなに愛について語ると
大声で笑い出す
もし笑わなかったとしたら
真実の愛について語らなかったからだ"

p333
“自分の魂が想像したものはすべて、実現可能なことだから、努力と持続と信念をもって実現すべきだ"


以上です。😊🌎️💓

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