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雑記 類型論の相関

※個人の考えであることをご承知おき下さい。

皆様は類型論がお好きですか?
言うまでもありませんが、私は好きです。過去記事をご覧になれば分かると思いますが、馬鹿みたいにいろんな診断を試しています。
中でもMBTI、エニアグラム、ソシオニクス等といった類型論をベースにした診断が好きです。

「MBTIにおけるINFPには、エニアグラムにおけるタイプ4に多い」という話も大好きです。
異なる理論間の結果に相関があるって、とても興味深い。
先ほど挙げたMBTI、エニアグラム、ソシオニクスは何れも科学的根拠のないものだと言われていますが、もしも各理論間の相関があったらめちゃくちゃロマンを感じます。
仮に相関が確実に認められた場合、例えば自分のエニアグラムがタイプ5、ソシオニクスがLIIならばMBTIはINTJになる!とすぐに割り出すこともできると思います。お手軽ですよね。

実際に各理論間の相関を示したデータも存在します。
ですので、タイプ7の人間のことをENTPやENFP扱いしたり、自分のタイプがわからない時にはそのデータが決め手になります。




上記までの話、嘘が混じってます。
読み返すと、途中から書き方がいい加減になってますね。
嘘の部分は「自分のタイプがわからない時にはそのデータが決め手になります」という部分。
これに関しては絶対にありえないと思います。
何故かと言うと、「各理論の判定基準が違う」「各理論で語られる側面が違う」等といった理由が挙げられます。

各理論は以下の例え並に人の側面を異なる方法で捉えようとしています。
MBTI:身長
エニアグラム:体重
ソシオニクス:視力(視力を測るもの)
ある人の視力(ソシオニクス)を調べる時に、視力検査装置を使わず身長計(MBTI)や体重計(エニアグラム)を使って調べても正確な視力は測れないですよね。
例えば体重(エニアグラム)を予測する時、身長(MBTI)からおおよその体重は割り出すことができるかもしれませんが、やはり身長計より体重計を使ったほうが正確な体重が分かります。

また、各理論にはそれぞれの判定基準(或いはタイプを知るための道筋)があります。厳密に言えば正解はないと思いますが。
MBTIは公式セッションが推奨され、ソシオニクスは専門家の判定が多いです。エニアグラムの場合は曖昧で、エニアグラム学会曰く自分でタイプを特定することが推奨されているようです。
話は逸れますが、トライタイプはエニアグラムから派生した理論であり、提唱者の公式サイトが存在します。

ネット上で各理論の相関情報を調べると、いくつかのデータを見ることができます。
ただ重要なのは集計に用いられたデータであり、例えば某サイトではPDB(パーソナリティデータベース、様々な類型を扱ったデータ&コミュニティサイト)のデータを引用していました。
PDBに寄せられるデータは必ずしも専門的なものではなく、一般人の感覚で気軽に意見・評価を寄せることができるものです。
つまり、正確性が保証されないということです。
相関データを見る時は情報源が何なのかをチェックしたほうが良いんじゃないかと思います。

どうして相関があるのか?ということについては、単純に一部が「似ている」からだと思います。
例えばMBTIで言うEFJ型にはタイプ2が多いという相関データがあります。これはEFJ型の傾向として挙げられる他者への働きかけと、タイプ2の傾向として挙げられる他者への献身という部分に共通点が見いだせるからだと思います。
異なる理論のタイプでも、「似ている」部分があるからこそEFJ型=タイプ2、のようなイメージが付き纏ってしまうのではないかと考えます。

案外単純な話でした。

相関データを元にしてタイピングをしてる方は勿体ないと思っています。
偉そうに言いますが、それぞれの理論について勉強して欲しいくらいです。逆に言うと、そんな安易な決め方でタイピングをするのは勿体ない。理論を活用できる可能性は十分にありますから、是非深堀りしてご自身がどんな傾向にあるのか、この先どうするかを考えてみてほしいと思います。

ただ、実際のところの相関情報は気になります。
どこかの記事でも書いたと思いますが、例えばMBTI公式セッション済みの人を集めて同じエニアグラムのセミナーを受講した結果、どんな相関結果が見られたか?というようなある程度「正解(この言い方もおかしいですが)」のステップを経た結果があるなら見てみたいです。

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