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死を前にして気づいた、最高の人生の過ごし方

こんにちは、まるです。

今日は、私の体験を通じて死を前にして気づいた、最高の人生の過ごし方についてお話ししようと思います。

人生は予測不可能で、不幸は突然やってくることもあります。

しかし、その中でどう向き合い、どう生きるかによって、人生の質は大きく変わっていきます。

私が感じた不安や死と向き合う経験が、誰かの力になればいいなと思っています。

今回は、初の有料記事になります。

私が思い切ってやってみようと思ったのは、クロサキナオさんの記事を読んだからでした。

「売れない」という経験をしてみよう!
今の自分を出し切ってみよう!

というわけで、気持ちが冷めないうちに行動しています。

今回はこんな方向けの内容になっています。

● 病気や障がいを抱えている人
● 幸せを感じられない人
● 人生がつまらない人
● 自分が嫌いな人
● 生きる意味がわからない人
● 挑戦するのが怖い人

途中から有料になりますが、続きに興味がありましたら、有料部分も含めて読んでみてください。

不幸は突然やってくる


「あれ?これ、何だろう?」

ある日、胸に違和感があることに気づきました。

もしかして・・・

小さな違和感は、徐々に不安へと変わっていきました。

その不安の正体を確かめるため、私は病院に行きました。

最初は、エコーの検査。

私は放射線技師をしていたので、少しですがエコーの知識がありました。

画像を見て、

「これ、まずいなぁ・・・」

と思ったんです。

こういう予感は的中するもので、すぐに大きな病院に行くよう勧められました。

予想していたからか、理性的であろうとしたからかはわかりませんが、私は取り乱すこともなく先生の話を聞いていました。

告げられた病名は『乳がん』でした。

「やっぱりそうかぁ…」

自分のことなのに、どこか他人事のようだったのを覚えています。

「あの画像は、悪性ぽかったよね。」

読みが当たったくらいの感じで受け止めていました。

その後も必要な検査を淡々と受け、手術の話が進んでいきますが、その間、私は泣くこともなく、自分でも驚くほど冷静に対応していました。

この程度のことで取り乱してはいけないという、意味不明の意地もあったように思います。

手術は1か月後と決まると、私の興味はそれまでの1か月をどう過ごすかに変わっていました。

すると、ネガティブな思考が頭をよぎり始めたんです。

「手術が終わっても、放射線治療や化学療法が待っているかもしれないのかぁ…」
「かつらになったら、どんな髪型にしようかな?」
「もしかしたら、自由に動けるのは今だけかもしれない…」

これまでは考えないようにしていたのか、それとも検査に追われてゆとりがなかったのかはわかりません。

急に不安が噴き出してきました。

「絶対助かるとは限らないよね…」

このとき、初めて『死』を意識しました。

乳がんになるまで、死を迎えるのはずっと先のように感じていました。

遠い未来の話で、今の自分には関係ないことのように思っていたんです。

でも、実際に『死』を目の当たりにしたとき、

「死ぬなら、もっとやりたいことやっとけばよかった」

そう思いました。

人からどう思われているかなんて気にしなきゃよかった。

失敗したらどうしようなんて考えなきゃよかった。 

恥かきたくないからって諦めなきゃよかった。

恥ずかしがらずに言いたいことを言えばよかった。

ビビらずにやればよかった。

遠慮せずに自分の意見を言えばよかった。

周りの人に合わせて自分の意見を曲げなきゃよかった。

あの人の言いなりにならなきゃよかった。

もっと毎日を楽しめばよかった。

もっと色んなところに行ってみればよかった。

もっと色んな人と話してみればよかった。

もっと違う世界を見てみたかった。

もっと冒険すればよかった。

我慢しなきゃよかった。

無理してまで頑張らなきゃよかった。

そうだ、私は・・・

「もっと人生を楽しみたい!」


初めて出てきた本心でした。

それから私は手術までの1か月間、どう過ごすか真剣に考えました。

私が選んだのは、

何気ない日常を楽しみたい。
家族と笑って過ごしたい。

死を前にして願ったことは、『家族と一緒に過ごすこと』でした。

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