途方に暮れる

一晩で、いくつかの夢を観る。

夜市が開かれている場所に、僕がいる。そこにはかつて父の知り合いで個人的にとてもお世話になった人が、当時乗っていた紺色の日産テラノに乗って来ていた。

ところがその人をいつの間にか見失っていまい、僕は彼を探すため賑やかな通りを歩き回った。お店や隣接した建物の中を探し回ったけれど見つからず、途方に暮れたところで次の夢に移る。

家族で旅行をしていて、旅行先で妻が「先に帰る」といっていなくなってしまう。僕は途方に暮れ、まだ小さな娘たちは混乱する。仕方無く帰宅すると、しばらくして妻が帰ってくる。僕はほっと胸を撫で下ろし、娘達は笑顔を取り戻す。

安心した僕は、ベッドの上にいる。近くに娘達の存在を感じながら眠りにつこうとすると、バスタオルを身体に巻いただけの部下が現れる。部下はベットの上に膝と手をついて上がり、うつむき加減で苦しみを訴える。僕は彼女の背中をさすったり手を置いたりして、彼女の回復を待つ。

彼女の呼吸がだんだん荒くなってきて、肩や顔に付いた水滴が流れ落ちてくる。いつの間にかバスタオルもはだけてしまい、胸が露出してしまっている。僕はせめて胸だけでも隠せればと画策するも、どうして良いか判らずに途方に暮れてしまっている。近くでは娘達の声が聞こえて、僕は「この場を見られてたらまずいな」と不安になる。

目が覚めると、起床時間を知らせるアラームが鳴る1分前だった。

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