無様

空気も読めず、しかもうっかり余計なひと言を口走ってしまう。

部下(女子)の様子がいつもとちょっと違うことに少しの違和感を感じつつ仕事をしていると、ある時からしばらく姿が見えなくなった。

僕は基本的に部下たちの行動に(一定の成果を出していてれば)干渉はしないので「具合が良く無いのかな」と頭の片隅で気に留めていたところに、「具合が悪いので(女子)更衣室で休憩します」とのメッセージが。

「了解」と返事をして仕事を続けていると、しばらくして部下が早退届を提出しにやって来た。その届けをろくに見もせずにうっかり「大丈夫か?熱でもあるのか?」と尋ねると、「ここ(休暇届)に”体調不良”って書いたじゃないですか」

しまったと思った時には既に遅し、微妙な空気を残したまま部下は早退した。

「具合が悪い」という部下に何か声をかけた方が良いのでは、という僕の余計な気遣いが彼女を傷つけてしまった(かも知れない)ことに深く深く後悔する。

以前妻に良く「あなたは女心が分からない」と言われたけれど、その時から全く進歩していない(むしろ後退しているかのような)無様な僕がここにいる。

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