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年下に見せつけられた!

昨日(R4. 9/6)、失恋した。
まず初めに言うべきことは、僕は独身ゲイ31歳。仕事は地元長崎で縁故入社。マイノリティである同性愛者にとって、田舎での生活は決して楽しいものではないけど、家族が好きだし、すごく感謝してるから家業を手伝うことにした。

失恋は突然だった。
とある、よく知らない年下の子Sがインスタで私の古い投稿にいいね!をしていた。どうやら、彼の方は”親しい友達”向けにストーリーを連投している。いつからお互いフォローし合ってるかも覚えていない。とにかく、投稿やリールでピアノを弾いてるイメージだけがあった。そんなSが何故か僕を親しい友達のグループに追加している、いつの間にか。

そのストーリーには、見覚えのあるアロハTシャツと
「love your smell…」の文字。
次のストーリーには、Sとともに見慣れた顔が、星野源さんの喜劇(Comedy)とともに流れる。
僕は悟った — あっ、Sは最近僕がデートしてたYと付き合い始めたんだ。若い2人が東京のどこかを楽しそうにデートするツーショット。長崎にいる僕にはどうしようもできない。Yが着ていたアロハTシャツ…
Y本人から言われるならまだしも、Sの方からストーリー伝いに見せつけられた。”親しい友達”という言葉の皮肉さ。確実にストーリーを見させようと、わざわざ、僕の古い投稿にいいね!してくる始末。

今月も会おうって言ってたのに。
Yが富山から東京に転職したのもたった先月。
新しく引っ越した家にも来てねと言ってたのに。
富山にも金沢にも会いに行ったのに。
博多でも長崎でも会ってたのに。

これがゲイの実情。
田舎で出会いもなく朽ちるゲイと、
東京であっという間に巡り合うゲイ。

星野源さんの喜劇(Comedy)は僕も好きで、Yの車で一緒に聴いて、富山の自然を駆け巡ってたな。何だったんだろう、あの時間は。

そんなこんなで、長崎のブリジット・ジョーンズ。
記念すべき最初の日記は失恋話。おやすみなさい。

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