スライドデザイン

【その①:メンズ●ンノ】スライドデザインの苦手なあなたに!厳選テクニック

スライドデザインって難しいですよね。
でもちょっとした工夫で十分見やすく、インパクトのあるスライドはできます。

 

僕も色んなスライドデザインの本を読みました。が結局の所基本は大事ですが、実践しないと分からないこともあります。

 

そんな中で僕が一番お手軽なのが、

 
 

オマージュ

 
 

です。なんか官能的な響きですね。

 
 

僕だけか。

 
 

オマージュをご存知ない方へ、

オマージュ(仏: hommage)は、芸術や文学において、尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事を指す用語である。
しばしば「リスペクト」(尊敬、敬意)と同義に用いられる。ただしフランス語として使う場合は他の単語と組み合わせて「尊敬を込めた作品」の意味で使われることが多く、hommageだけでは「尊敬、敬意」の意味だけになる。(Wikipedia)

パクリとは異なりますよ。

そのあたりは下記参照。

“パクリ”と“オマージュ”の境界線とは?(ORICON NEWS)

インスパイア・オマージュ・パロディ・パクリ、それぞれの意味と境界線は?

ということで実践しながら学んでいきましょう。

 
 

 

今回のテーマはこちら!!!

このタイトルスライドにメッセージ性とインパクトを増すには?興味を引くには?を考えていきましょう。

 

 

これを皆さんの職場にある古き良きWindows98のパソコンでパワーポイントを使って作るとこうなります。

懐かしいですね。僕が新人の頃学会発表でよく目にした配色です。

 

目が痛いですね。逆に1周回ってこれがオシャレなんじゃないかとすら思ってしまいます。

 

 

 

原色フューチャリング原色。

ウィズ影付き+下線

 

 

もうこれだけでお腹いっぱいです。
食べ放題に来てるのに、有料のローストビーフを追加注文するくらい謎に満ち溢れてます。

 

ではこのスライドをイジイジしてみましょう。

テクニック① :メンズ●ンノ

かの有名な男性ファッション雑誌、●ンズノンノ。

 

あなたはきっと白黒の占いのページの恋愛欄しか見ないかもしれないけど、この雑誌にはデザインのヒントが盛りだくさんです。

 

表紙、目次、広告ページ、もちろん内容のページのとこも。

 

 

文字の大きさや配置、色使い、図形に至るまで、読者の視線を無意識にコントロールしています。

 

 

見て欲しい、読んで欲しい情報を届ける。

心を動かす。

そして行動に移る(この場合では服を買う)

 

 

これがデザインでは大事になります。

 

 

実際に雑誌をココで載せると著作権にひっかかるので、皆さんコンビニや本屋で手にとってください!!

 

ではメンズノン●のデザインをパク…オマージュしまして、いくつかスライドデザインをやってみましょう。

ちなみに写真は僕はPixabayを使用することが多いです。

Pixabayは、
商用利用無料
帰属表示は必要ない

のにオシャレな画像が無料で手に入ります。日本語検索も可能です。
無料アカウント登録のみで使用できるという神サイトですね。

 

 

話を戻しまして、デザインに移ります。
写真を大きく全体に貼り付けることでインパクトがでますね。

 

 

写真は大きく

 

 

これ大事です。

写真を適当に貼り付けると、

こうなります。

一体感がなくなるんですね。

 

 

 

別に一体感なくても、読めるじゃん。

 

 

それも一理あります。
でも心配り、気配りじゃないですか。

 


一体感がないことで、気になる人もいるかもしれませんよ。そんな要らんことを気にさせないこともデザインでは大事になります。

 

それって、(仕事、デートの時に)寝ぐせあるくらい良いじゃん。

 

というのと同じですね。


人によってはあなたと話している時に
あなたの話相手の注意は、あなたの寝ぐせにロックオンしてしまうかもしれません。

そうすればあなたの言葉は相手に届かなくなります。

その時のあなたは、相手からすれば

 

 

「何か音を発している寝ぐせ」

 

 

と認識されているにすぎません。

再度、同じスライドを貼ります。
ほら一体感(自己満)。

 



ただこのスライドでは、写真の色と字の濃さの差が少なくて、字が読みにくいんですね。

 

なので画像を少しイジイジします。

画像の透明度を上げました。そしてタイトルの文字を濃くしました。
字が目に入りやすくなりますよね。

 

 

また雑誌の多くはタイトルが一番上に来てます。
勉強会スライドなどでは別に上でなくても良いです。
雑誌はコンビニや本屋で並べられる時に前の雑誌で下の方は隠れてしまうために、それでも見つけやすいように一番上にタイトルがある(と勝手に想像します)

 

そしてタイトルのモテ男子の”子”がカタカナに見えてくるゲシュタルト崩壊を起こしてきますね。

 

ゲシュタルト崩壊とは:
1947年、C・ファウスト(C. Faust)によって失認の一症候として報告されたが、持続的注視に伴って健常者にも生じることが知られるようになった。認知心理学の視点から「文字のゲシュタルト崩壊」が研究されている。これは、例えば同じ漢字を長時間注視しているとその漢字の各部分がバラバラに見え、その漢字が何という文字であったかわからなくなる現象である。近年では、意味飽和との関連も指摘されているが、ゲシュタルト崩壊の発生要因については未解明な部分が多く、静止網膜像のように消失が起きないことなどから、感覚器の疲労や順応によるのではなく、「比較的高次な認知情報処理過程によって発生する」ことがわかる程度である。

 

まーゲシュタルト崩壊はさておきまして、画像の大きさや配置、字の大きさや濃さ、画像との濃さのバランスの大切さが多少は伝わったでしょうか?

 

まだ問題があります。
上記の写真はスリル感がないわけですね。むしろ写真はほんわかしてます。

 

視覚的メッセージと文字のメッセージの乖離があるわけです。

 

例えますと、

 

どーみても顔はブチギレているにも関わらず、

 

 

「怒らないから正直にいってみ?」

 

 

とおたまを手にしているおかん(または妻、彼女)

 

と同じ状態であると言えます。

 

視覚メッセージと文字メッセージの乖離を感じるにはこちら

ほら、

 

 

「ん?」

 

 

ってなるでしょ?

 

 

カオスです。

 
もうセバスチャンの原色赤色Tシャツの胸元にしか目がいきません。

 

 

そもそもこのセバスチャンとジュリアーノ(共に仮名)が何してるか分かんない。

 

せいぜい分かるのは2人がおりなすキレイな正三角形が見えてきます。

 

目ってすごいですね。

 

 

 

てかセバスチャンて誰?

そしてセバスチャンからモテるための10の法則を学びたくなるか?

ということです。

 

 

多分セバスチャンは、

 


①カッコいいヒゲの生やし方と


②画像のような右大腰筋のストレッチの方法

 

この2つしか教えてくれないことでしょう。

 

 

では視覚と文字のメッセージの乖離を防ぐために

ここでの対策は2つ

 

①画像をメッセージに寄せる

②メッセージを画像に寄せる

 

となります。

 

 

まずは「①画像をメッセージに寄せる」をやってみましょう。

 

ほら、どーみてもスリル。

男性の背中からはスリルしか感じませんよね。

 

 

もしこの人が公務員だったら?
もしこの人がボランティア団体の代表だったら?

プリズン・ブ●イク的に実は刑務所の脱獄ルートが描いてあるんかしら?

 

 

このワクワク感しか想像させない背中、スリルですね。

 

ちなみにスライドデザイン的には、このスリル男性の頭の下にタイトル文字が来るようにして立体感を出しています。どーでもいいけど。

 

ただ文字のせっかくのスリル感が背中のモヤモヤによって、読みにくくなっているという事態が起きています。

この男性の背中をツルツルにしてもらえば、字が読みやすくなるのですが、そうすると急にスリル感は減退してしまう恐れがあるため、

 

 

こうしてみましょう。

なづけて

 

 

Un cinturón

 

 

とします。

 

 

意味が分からないですね。スペイン語ですから。

 

 

僕も読めませんし、発音できません。

 

 

日本語でいう「帯」のことです。

この画像が使いたい!
でも字が読みにくくなる!!
でもこの画像が使いたい!!!

 

 

という
宿題をしないと明日学校で怒られるけど、取り急ぎファミコンはしたい

 

的なわがままなあなたにオススメの技です。

 

んでもって

その②メッセージを画像に寄せる

方法を考えて見ます。

こうなります。ちゃんちゃん。

 

 

そう優しいだけじゃダメです。友達またはアッシー止まりです。
でも優しいのは大事です。全く優しくないのにスリルだけあるのは多分ヤバイです。

 

 

優しさとスリルのギャップが女性の心を動かすんです。

 

 

 

 

知らんけど。

 

 

ということで今回大切なのは。
 

 

・メ●ズノンノは立ち読みじゃなくて買って読もう(コンビニに迷惑)
・写真は大きく使おう
・視覚メッセージと文字メッセージを一致させよう
・右大腰筋を伸ばそう
・画像に字が埋もれてしまう時には“帯(Un cinturón)”を活用しよう

 



でしたね。
 

 

ではまた。

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