ドゥ・ユ・ワナ・ダンス #DYWD の感想ネタバレ全開

9/25に2日目公演を観劇して参りました。

公演直後にとりあえず書き散らした文のまとめ。基本的にかなり核心部分に触れる内容となっております。
あと否定的な意見もあります。


とりあえず一発目のオギャー!は、ドームトレックツアーを思い出したなぁ。あん時のうわーすげーって気持ちを思い出す。
あの場面で天井からバルーンが落ちてきて以降はもうずっとかなこの夢の中の世界なのかなぁとか思ったり。

音楽面はとにかく贅沢。普段の大箱に比べてバンドとの距離がかなり近いので演奏陣もよく見える。バンド陣のバイブスを感じながらしっかり観れるのは贅沢感をかなり増してる。てか普段からこんな贅沢なことしてんだなと改めて感じる。笑

同じ視野に収まるというのはより一体感があって良かったです。


そしてこの公演をミュージカルとして成立させてるのは妃海風 シルビア・グラブ、お二方のパワーもかなりあるなぁと。メインでボーカルをする冒頭のサラバでかなり持ってかれる。うわーこんな曲になるんだ、ダンスも普段のフリから大きくアレンジしてないのにこんな見え方になるのか、と。

今回の脚本って基本的にももクロの楽曲を使うミュージカルという点で、ある程度元からある歌詞の世界観やももクロちゃんそれぞれのパーソナリティに対して当て書きされていると思うんだけど、今上に書いたような音楽面での新しい読み替えだったり、ストーリー上に楽曲を落とし込むことで新しい見え方や読み替えができるというのがすごく良いなと思った点。
散々聴いてきた曲の新しい面をまだ見れるかという贅沢さ。


故に彼女らの歴史や曲との思い出がたくさんあるほどにより深く物語世界に没入できる構造になっているので、本広監督はやっぱモノノフやなぁと思う。ノフの気持ち良くなれるところをわかってるというか。
逆に言うとそういう部分でストーリー上の雑さをある程度我々は目を瞑れるけど、完全にまっさらな人が見た時にどう評価されるかな、というのは思う。


特に生まれ変わりとかパラレルワールドとかの設定の細かい部分は全投げなので、やはり自分をストーリー世界に落とし込むことで乗っかる方が楽しいのかな。
話運びでいうと、ヘブンとしての成り上がりが試練と言う割にはそこまで試練感がないというか、メンバー卒業も、うんじゃあお互いがんばろーねで終わるのでシリアスさがない。
しおりちゃんが上手くいき過ぎていると言うのも分かる。

なにより最初からかなこの魂のレベルがかなり高い感じが(普段の姿を見ているから余計にそんな先入観が働いてるかも)してしまっていて、魂を磨いている感があまりない。『夢の中での笑顔では納得しきれないから生まれ変わりを受け入れる』的な流れが明確にないから唐突に終わる感じはする。一応最後のフライングの曲で回収はしてるんだけどね。
あともう一個だけ書くと、あのガチャポン使う時の効果音がチープ過ぎる。。もう少し説得力のあるモチーフないのかな、と。


とかなんとか書いたけど、フライングといえばあの天に召されるまでの浮遊感は流石っす。
これは全編通してなんだけど、あのかなこのちんちくりんさが逆にこの世の者ならざる感がするというか笑。あそこまでアホでも、あぁこの子はそうなんだろうなって思わせる説得力がある。そんなちんちくりんさ。笑
天使とジャンプとかもだけどやっぱなんか超常的存在になってしまうよね。


2幕目のアイドルグループ始動後は、途中スーパードーム(名前もうちょいなんとかならんかったのか)でのライブ前に一気に客電を上げるところとかは我々観客も参加者であるということを突きつけてくるというか、観ている側だと思っていたら観られる側でもいた、という物語世界をひっくり返す演出なのだと思ったし、遠慮なしにはしゃごうと思わせてくれるので良きと思った。

ペンラ持ってきたものの、地蔵鑑賞かねぇと思ってたけど物語とか置いといて上がる曲連発してきやがるから無条件に体が動くのはノフの性か。。
特に2幕目は知ってる曲を物語上違う存在が演じているあたり、今自分は何を観ているんだろうかと頭がクラクラする感覚があるので、ある意味でパラレルな世界に迷い込んでしまった感を味わえた。

というか単純にロスチャとか久しぶり過ぎてそれだけでほわー!ほわー!って叫びたくなるやん。それもう体動いちゃうに決まってるやん。


黒い週末が個人的には一番好きな演出だったかなぁ。おぉ、ももクロの曲でこんなにミュージカル出来るのかぁと関心アンド感動。

とかくパフォーマンスが極上な上にコンパクトにまとまっていて、じっくりアレコレ見渡せるし、メンバーも普段と同じ振りの部分もかなりしっかりダンスで魅せてくれるから見応えが半端ない。歌声も普段のハンドマイクと違ってヘッドセットがメインなのでブレスとかブレ的なものがより鮮明に聞こえて逆にライブ感あった。

これは何回でも見たいし贅沢過ぎると思う。

ということで、とりあえずあと一回分はチケットあるもののもう一回は行きたいね。


まとまりないけど思いつくままに書き散らかしてみた次第。

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