見出し画像

技術士第二次試験の受験記 4/n 2部門目の建設部門への挑戦

 転職を経て、建設関係の仕事をするようになりました。
 転職して3年目になり、そろそろ建設部門を受験するモチベーションになってきました。
 選択する科目は「鋼構造及びコンクリート」で、専門とする事項は「鋼構造」です。
 転職してからは橋梁保全の設計に従事しており、鋼構造もコンクリートも両方とも対応していました。2年目の申請段階では業務経歴として書けるほどに業務がクローズできていなかったことや、経歴として専門とする事項を「鋼構造」としたいものの、実務ではコンクリート関係の業務が多い状況でした。3年目になって、鋼構造の業務も増えてきたことから受験に至った次第です。
 やはりありありと書きたい、できれば直近の業務をもとに書きたいという思いがあり、機が熟したタイミングでした。

 受験にあたっては、セミナーなどは活用せず、また、社内外の技術士の方にはお世話にはならず、独学での受験対策となりました。
 過信してはいけないところですが、その時の判断として。

 機械部門の時と同様にキーワード学習からのスタートです。
 過去の出題からのピックアップと日経コンストラクション関係の書籍をもとにして必須問題の対策としています。
 国土交通白書や国の施策との関連は意識しつつ、キーワード学習としての深堀を進める方法でした。
 キーワード学習としては、A4のノート50枚くらいの規模です。
 芋づる式に出てくるキーワードもあるので、ワード数はそれなりにあったのではないかと思います。
 必死問題Ⅰと選択問題Ⅲについては国土交通白書を踏まえての記述ができるように回答演習を行いました。パターンとしては5~10くらいです。
 選択問題Ⅱについては、自分の経験をもとにいかに記述できるかがカギになると感じました。過去の出題について、自分自身が行った対策を題意に合わせて回答する練習です。これは業務経歴の詳述にも役立つので効果的でした。

 そして、7月の筆記試験に臨み、合格となりました。
 筆記試験の日は、とにかく暑かったですね。
 朝の開場待ちでの汗をかき始めました。