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最近のブライダル業界事情を書いてみる(2024年6月27日配信)

※本記事は毎週配信しているメルマガ「ブライダル業界の"裏"知恵袋」の過去ログです。登録のこちらから(無料)。

おはようございます。ウェディングの民主化を実現したいアナロジーの市川です。

第242回目はテーマは「最近のブライダル業界事情を書いてみる」です。
最近ブライダル業界以外の方から「業界参入しようと思ってるんだけどちょっと教えてくれ」という問合せが続いていたので、いつもどんな回答をしているのかを書いてみます。Xでもポストしているので、見たことある人はすみません。でもちょっと違うから最後まで読んでね。

(4239文字 / 約8分半で読めます)


【1】業界の全体像

(1)市場環境
若者人口減少×婚姻率低下×披露宴実施率低下×結婚式の小規模化
→これらの背景から市場は縮小傾向、現時点でたぶん1兆円くらい

(2)業界構造
・顧客→ゼクシィ(&他メディア)→結婚式場→(提携)→ドレス・アイテム企業
-ゼクシィ認知度は90%?、結婚式場側の認知度は高くても10%程度
-圧倒的にメディア認知率が優位の特殊な業界構造
-ただ、SNSの浸透により最近は徐々に変わりつつある

(3)結婚式場運営のKPI
・売上=施行組数×組単価
・施行組数=式場来館数×成約率
・組単価=基本プラン+グレードアップ料+オプションアイテム料-特典による値引き

(4)平均的な主要KPI
・結婚式費用:約300万円/組、平均列席人数50名
・粗利率:約60%
・営業利益率:約10%
※販売管理費のうち、地代家賃、人件費、広告宣伝費がほぼ固定費で8割程度を占める
※企業によって勘定科目に違いがある
・成約率:約45%
・CPA:5万円~10万円/来館(会場によって差はある)

(4)需給バランス
・圧倒的に供給過多=式場他、結婚式提供事業者の方が多い
・年間の挙式披露宴実施組数は約25万組で10年前と比較して4割近く減少、特に地方で顕著、コロナの影響も大きい


【2】現状の業界課題

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