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「シンプル・イズ・ベスト」の正体とは!?


こんにちは!ブリコラノート!です。

今回のテーマは、『シンプル・イズ・ベスト』についての深堀ってみます!このコトバは私たちにとって非常に身近で、色んなシーンで使われてませんか!?


「料理の味付けは、塩と胡椒だけ。シンプルイズベストだね!」「普段着の取り合わせは、ネイビーとベージュの2色使い。シンプルでいいね!」

こんな感じでしょうか!?

シンプル=単純・簡便的なイメージだから、そもそも深堀りする必要ある!?というご意見も聞こえそうですが(笑)

私生活・ビジネスシーンでの「決断」や「思考法」にちょっとしたコクを加えるような記事になっております。

どうぞ最後までお付き合いください!



「シンプル」のコトバが持つ要素

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「シンプル」のそもそもの意味を確認してみましょう!

単純なさま。また、飾り気やむだなところがなく、簡素なさま
「―な柄」「―な生活」
*引用元:goo辞書


シンプルな生活で想起されるのは、“ミニマリスト”ではないでしょうか!YouTubeではミニマリスト的生活術、SNSには関連するライフスタイル情報が数多く紹介・掲載されていて、目にしない日はありませんよね!

中田敦彦さん「YouTube大学」で、日本三大随筆「方丈記」が取り上げられていました。実はこの方丈記、筆者の鴨長明による“ミニマリスト”生活を綴ったものでもあるとのこと!

事例付きでシンプルのコトバが持つ要素に迫ってみましたが、単純・簡素の裏側の要素としてあるのは、“無駄なものは省く”というもの。

無駄を省き・そぎ落とし・機能的な状態を追求した結果が、“シンプル”です。


シンプルを表現!?:オッカムの剃刀(カミソリ)

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無駄なものを省き・そぎ落として“シンプル”を形作る。この考えを非常に端的に説明し定義したコトバに、“オッカムの剃刀”があります。

みなさま聞いたことありますでしょうか??

「ある事柄を説明するには、必要以上に多くを仮定するべきでない」14世紀の哲学者・神学者のオッカムが多用したことで有名に「剃刀」は、説明に不要な存在を切り落とすことを比喩している *引用元:ウィキペディア


仮に「カステラを仮想空間で販売する!」という事業計画を立てる場合、仮説・シミュレーションが3つの事例で済むなら、6〜7つと用意しなくて良い。

みたいなことを意味しています。


人はどうしても数が少ないと“足し”がち。

会社勤務の方でしたら、必要以上の文字やグラフがノイズになっているようなプレゼン資料を見かけたことがあると思います。

これって、不安の裏返しなんですよね・・・本当は説明には多くを求めない。必要以上に多くすべきでない事例は、「維持や管理面」にも該当します。たとえばあるシステムや仕組み、業務フローを管理・チェックする項目数が3つで済むなら、6つや7つにもする必要はありません。


維持管理の項目数を増やせば増やすほど・・・

項目数分の維持コストがかかる項目が多くなるほど、チェック作業が複雑になる。交換が必要になった場合、項目が多いほど工数・時間を要する。

ということが言えます。不要なものは、(剃刀(カミソリ)で)削ってしまう!この考えこそがシンプルの極みではないでしょうか。


「シンプルイズベスト」に通じるコトバ

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最後にブリコラノート!的な視点・シンプル=余分なものは削ることで結果として品質や成果を上げることを表すコトバをご紹介します!


「仏像は彫ることで完成する」

木像・石像に関わらず、元の素材を削りに削り、彫に彫って完成する。余分なものを無くしていくことで、真の姿を浮かび上がらせます。

「単純であることは、究極の洗練だ」

レオナルド・ダ・ヴィンチのコトバ。芸術家であり、科学にも深い造詣があったダ・ヴィンチ氏人物を上手く描写するために、人体の研究をしてしまう(傑作モナリザにつながる)。

そんな彼が辿り着いた境地であるからこそ、コトバに重みがありますよね!


「シンプル・イズ・ベスト」の正体とは!?:まとめ

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単純・簡素の裏側にある、“余分なものを省く”要素が大切。
ミニマリストは、シンプルの完成形生活スタイル。
複雑さの回避は、管理・維持・スイッチコストの低減にもつながる。


いかがでしたでしょうか??

シンプルが生み出す効果、洗練された品質。日本には古来より「俳句」の文化がありますが、これもシンプル。

「5・7・5」という17文字で描写し、作者の世界観を創る。レオナルド・ダ・ヴィンチの言う、「究極の洗練」かもしれません!


『シンプルは・洗練纏う・エッセンス』

by ブリコラノート!

それでは、次回のブリコラノート!でお会いしましょう!


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