見出し画像

30代IT完全未経験から受託開発企業へ転職できた話

こんにちは!記事に目を通してくださり本当にありがとうございます。私は、現在Big TechにてCloud Solution Architectとして働いているプリマドンナと申します。
前回の記事(IT完全未経験から約半年後にGAFAMから内定)を獲得した記事を掲載しましたが、今回は30代IT完全未経験から受託開発企業へ転職できた話をシェアしたいと思います。

未経験からIT業界に転職してからまだ8ヶ月ほどしか経っていない事もあり、未だに未経験で転職活動をしていた頃の気持ちを覚えています。おそらくこの記事を見て頂いている方の中には、「IT業界で働くってどんな感じなんだろう」や「未経験だと家電量販店やコールセンターで働かされるって本当?」などと不安に感じている人もいるかもしれませんので、私自身の話にはなりますが、一つの体験談として温かく見て頂ければと思います。


筆者の背景について

IT企業に転職をしようと思ったきっかけをお話しする前に、これまでの私の経歴について少し深掘りしようと思います。
まず10代の時から特にこれと言ってやりたいことがないまま、一応大学(人生の夏休みだと本気で思っていたし、今思えばマジでそうだった笑)だけは卒業していました。そしてそのまま就職、はせずに留学をすることに。元々小学生の時からEMINEMやUsherを聴いていた影響もあり、なんとなく英語話せるようになったらモテるかも、と下心丸出しで一旦行動してみたという経緯です。
そこから英語を使うことが好きになり、ワーキングホリデーや起業、協同組合の設立と運営など様々な経験をしていくことになるのですが、一度も海外に出たことのない人間が意を決して留学したことが、今の行動力の高さに大きな影響を与えました。(≒コンフォートゾーンに留まることを極端に嫌うことになった)
それでも依然として野心ややりたいことはありませんでした。起業したと言っても、その当時は外的要因で作らないといけないという背景もあり、めちゃくちゃお金を稼ぎたいわけではなく、何か使命感があったわけでもな買ったのです。ただどこか働く上での軸に「英語」がありました。そりゃ留学もしたし、20代でもなお勉強をしてはたまにTOEICも受験していたので、その強みは活かしたいなと思っていました。

IT企業に転職しようと思ったきっかけ

"エンジニア"という職業は、例えるなら美容師や調理師、看護師などの「手に職」がある業種を指すかと思いますが、一度身につけたスキルがあれば例えパソコンが壊れても新調すればまた同レベルのパフォーマンスを発揮できるメリットがあります。それにプログラミング言語は基本英語ベースなので自身にとってみればとっつき易い分野でした。また仮に海外移住するとなった際でも、どの国を見てもビザが下りやすい業界だと思ったからです。(海外移住するならまじでビザが大事なので)

将来性も然り、ITという技術は様々な業界に使用されているので、既に切っても切れない分野であると認識していました。(全人類アナログ化計画が実行されない限り)
一度ITの経験を身につけれられれば業界が変わっても「社内SE」という形で仕事ができる可能性もありますし、長い目で見てもすぐには無くならない業界かなということで改めて興味が湧いてきました。

「ROI(投資利益率の高さ」もめちゃくちゃ魅力的です。ITの学習に投資する時間と費用を将来的に稼げる年収と比べたときに、費用対効果がかなり高いと感じました。なんなら今がIT独学の黄金期じゃないかと実感するぐらい学習リソースが身の回りに溢れているし、資格も充実しています。そして高いお金を払ってプログラミングスクールに通っても良いですが、努力次第ではお金をかけずに(初期投資としてPC代ぐらい)学習ができるので普通に最高じゃないかと。

「何エンジニア」になりたいか

一概にIT系と言ってもエンジニアの種類はたくさんあります。そして時代が進むにつれて新しい形態のエンジニアも誕生します。その中で、何のエンジニアとして転職活動をするか、ここは少し悩みました。と言うのも、転職活動自体すぐに始めたかったし、終わらせたかったので。

スキル重視なIT業界は、スキルをアピールをするための方法としてポートフォリオの提示があるかと思いますが、私の場合コードを学び、何かサービスを作ってから転職活動を始めるにはとてもじゃないけど時間がかかりすぎると感じていました。そこで「何エンジニア」になるのかと考えた際に、認定資格が充実していて、伸び代があり、すぐにコーディングができなくてもIT業界に転職できそうな「クラウド」の分野で攻めてみることにしました。
未経験からのIT業界へ転職が一番大変だとイメージしていたので、まずはIT業界に飛び込み、もしなりたいエンジニアが変わってもそこから軌道修正するように考えていました。

未経験時代のIT企業へのイメージ

皆さんは「IT企業」と聞くとどんなイメージを持ちますか?
僕個人としては、働く時間が柔軟で、PC1台あれば場所問わず仕事ができて、なんか働きやすそうな業界!というイメージを持っておりました。
ところが転職活動をするために情報収集をしていくと、「家電量販店で働かされた」や「研修という意味でコールセンターで働かされた」など、なぜかITに関係なさそうなワードが出てきました。いやいや、30歳を過ぎて意を決して転職するのに、ITと関係ない仕事で時間が溶けるのは勘弁。ということで実際に企業へ応募する際は、HPの確認、口コミ、代表取締役の経歴や記事の確認など、可能な限り情報を集め、面接に進んだ際には具体的にどのような案件に携わることができるか、その回答内容の解像度で入社後の業務内容を確認することにしました。

転職活動の話

実際に実施していた転職活動の内容は以下の通りです。

  1. 転職サイトや転職エージェントに登録

  2. X(旧Twitter)の活用(学習記録や企業の情報収集をするため)

  3. 企業へ応募と資格勉強の同時進行

  4. ひたすら応募

  5. どんなに祈られようが折れずに応募

  6. 祈られすぎて少し神の気持ちを理解する

見てわかる通り、特段捻ったことはしていません。ただただひたむきに応募と、たまにあるカジュアル面談や面接に全力で挑み、これまでの自身の経験が企業に対してどのように貢献できるか、なぜクラウドエンジニアなのか、IT転職に対する熱意とその姿勢(資格取得)など、企業の採用担当の方が極力納得できるような内容を準備して実行していました。そりゃ企業側からすると未経験を採用するって、その人が機能するかしないかわからなく半分博打みたいなものだと思っていたので、なるべくその不安を払拭できるような努力はしていました。

X(旧Twitter)が化ける

転職活動ですが

  • 不採用:130社以上

  • 採用:3社(内X経由での採用が2社)

という結果となりました。
ここでやっておいてよかったことがXの更新でした。Xを運用し始めた理由として、せいぜい転職サイトなどで企業側が確認できるのが応募者の履歴書や職務経歴書程度で、肝心な応募者の性格やどれだけ学習にコミットしているかなどは伝わらないと考えたからです。さらに企業側がXで採用することができれば、その費用が「0円」で収まります。なので筆者はXでほぼ毎日学習したことを記録し、かつIT転職に対してポジティブな発言を極力するようにしていました。自分が採用側だったら過去のツイートは遡って見ますし、メンヘラなツイートや攻撃的な発言ばかりする応募者は誰も欲しがるはずないので。Xの運用方法はめちゃくちゃ大事です。

実際に働いてみての感想

そんなこんなでXから声がかかり、実際に採用してくださった企業でお世話になることになりました。30代未経験かつ地方在住にも関わらず、フルリモートでAWS構築の案件に入社初日から携わらせていただき本当に理想の企業に入社できて嬉しかったです。
そしてここからAWSをかなり触っていくことになるのですが、このおかげでクラウドサービスを俯瞰的に見ることができたり、一つ一つのサービスがどのような機能で、他のサービスとどのように連携しているのか深く学ぶことができました。これもひとえにチームメンバーのサポートがあってこそでした。本当にいい会社だ。。。

企業紹介

最後に、筆者が働いていた企業を勝手に紹介しようと思います。
今年で会社設立から10年の節目ということで、先日10周年式典にお邪魔してきました。(もう退職しているのに笑)
ビンゴゲームでは特賞のiPadにはわずかに届きませんでしたが、いい意味で社長と社員の距離感が近く、社員同士のコミュニケーションも活発に行われていて、業務内容も家電量販店ではないので皆さん安心してください。
興味ある方は下のリンクから覗いて見てください!


次は何の記事書こうかなー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?