プログラム初心者がNoCode(ノーコード)開発ツール AppSheetの外部連携機能を調べてみた
私は、今年の4月からブリューアスでAndroid StudioでのKotlin言語を使ったプログラミングの基礎学習行っていました。その後現在はノーコード開発ツールの調査として、前回に引き続きAppSheetの調査を行っています。
前回AppSheetについて書いた『プログラム初心者がNoCode(ノーコード)開発ツール AppSheetを使ってアプリを作ってみた』の記事を見ていない方はこちらをご確認下さい。
今回はAppSheetの外部サービスへの連携やその他応用的な機能について記事をまとめてみました。
AppSheetの外部連携機能には大きく分けてAccount SourceとIntegrationsがあります。
外部連携:Account Source
Account Sourceとはアプリ内でデータベースの役割をするスプレッドシートやカレンダーのデータをログインまたは連携したアカウントからデータを取得することができるようにする外部連携機能です。
取得したデータは、AppSheet内でTableとして追加をすることができます。
現在は以下のサービスをAccount Sourceとして連携することが可能です。
外部連携:Integrations
Integrationsとは外部サービスを使って認証機能などを手軽に拡張できるAppSheetの外部連携機能です。
Integrationsには、Domains、Stores、Channel In、Channel Out、App Serviceという5項目で外部サービスへの連携が可能です。
次に連携できる各機能について紹介していきます。
Auth Domains:Google Domainを始めとした以下のドメイン管理サービスと連携することでアプリを起動する際にサインインを求めるような仕組みが再現可能です。
例えばGoogle domainを例とするとGoogle管理コンソールでドメイングループを作成し連携した後アプリ内でドメイン認証を設定することでアプリ起動時にGoogle domainでのログインを求めるように出来ます。
Object Stores:この機能では、Google Cloud Storageを始めとしたストレージサービスと連携することでデフォルトで設定されているGoogle drive以外にもアプリ内でキャプチャした画像やドキュメントを連携したオンラインストレージに保存しておくことが出来ます。
Inbound Channels:この機能を使うことでZapierなどのコネクタを使用してアカウント内のクラウドサービスからアプリへのチャネルを構成することができます。
チャネルとしてZapierと連携することでslackやGoogleカレンダー等を繋げて変更をきっかけにメッセージでの自動通知を行えるworkflowをAppSheet内に設定することができます。
Outbound Channels:この機能を使うことでアプリからTwilioなどのクラウドサービスへのチャネルを構成することができます。
チャネルとしてTwilioを利用することでワークフロールールを設定をすることでアプリ側から変更をきっかけにSMSにメッセージを送信することが可能です。
App Services:この機能を使うことでGoogleマップなどのプロバイダーと連携することができます。
現在はGoogleマップのみと連携が可能です。
Googleマップと連携した場合、通常のマップ機能とは違い自分がアプリ上で登録した情報だけでなくマップに表示された周辺施設の情報やアドレスが表示されAppSheetアプリ上でも詳細が見れるようになります。
まとめ
これまでAppSheetを調べてきてわかったのは外部連携機能を上手く使うことが出来れば限界はあるものの非エンジニアでもプログラミングをすることなく、ある程度リッチな機能を持ったアプリを作成しStoreでリリースすることまで可能であると考えられる。
また業務を効率化するようなアプリであればかなり自由度も待って色々なアプリを作成することが可能だと感じました。
AppSheetは現在進行形で日々アップデートが行われていて、今年中にはAppSheet Automationなどの通知機能などの自動化を可能とする機能もリリースされるので今後も調査を行っていきたいと思っています。
Brewusではアプリ開発に関するご相談をいつでもお待ちしております。
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