【時をこえた!?】ひいばあちゃんと過ごした熱く甘い夏
それは小学3年の夏だった。
千葉に親戚の家があり、いとこ姉妹の家族とおばあちゃん、それにひいおばあちゃんが住んでいて、毎年夏休みになると遊びに行っていた。
私は一人っ子だったので、いとこたちと遊んだり、大勢で食事をするのが嬉しかった。
だけど、ひいおばあちゃん=しげ乃ばあちゃんだけは離れに住んでいて、おばさんが食事を届けていた。
「なんでしげ乃ばあちゃんだけ別なの?」
和やかだった食事は、私の一言で張り詰めた空気に変わった。
「しげ乃ばあちゃんは、ほとんど寝たきりな