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line up a few ducks before kickoff

ビルの誕生パーティ準備で忙しいアリソン。主役のビルは大きな取引を控えていてそれどころではない。仕事に向かうため、腹心の部下、ドリューと娘婿のクインスがヘリコプターでビルを迎えに来る。

ビルを迎えに来たドリューがこれからの大仕事についてビルに確認をする。
Well, big day. Wanted to line up a few ducks before kickoff. Any thoughts, last minute refinements, variations, anything?

line up a few ducks before kickoff 大体の意味はつかめるが面白い表現!
早速ググる。
get your ducks in a row という表現は多く見つかったが line up a few ducks をググるとget one's ducks in a rowしかでてこない。
更にググると、to organize one's affairs so that one is ready to act efficiently. という説明を見つけた。
さらに、To get your ducks in a row means to organize your tasks and schedule so that you are ready for the next step. There are a number of theories behind the origin of this expression. ともあった。

to get one's ducks in a rowとto line up one's ducks はほぼ同じように使っていいフレーズなのだろうと納得。
「大きな取引の日です。万全を期して迎えましょう。最後に何かありますか?改善する点とか」と訳してみる。

ところで、duckって、日本語では「アヒル」「鴨」と訳されるけれども、そもそもアヒルと鴨の違いはあるのか?
鴨は、野生に生息しているカモのこと。英語では duck/wild duck
アヒルは、マガモを品種改良して家禽(かきん)化したカモのこと。英語ではduck/domestic duck なのだそうだ。

duckに関しては、面白い表現が多数あるようで興味深かった。
名詞では「かわいい人」「いとしい人」、動詞では「ひょいとかがむ」「ひょいと頭を下げる」という意味がある。
duckを使ったフレーズがたくさん見つかった。
いくつか挙げてみる。
duck bumps 〈俗〉鳥肌
duck and cover  しゃがんで隠れる、逃げ回る
sitting duck  無防備な人、攻撃しやすい人、騙しやすい人
dead duck (計画・人など)ダメなもの、役立たず、もう見込みがないもの
lame duck  役立たず
duck soup とても簡単なこと、簡単にだませるカモ
duck out (of) 逃げ出す
like water off a duck's back 《口語》〈苦言など〉何の効果もなく
  
★「カモの背の羽毛は油性で水をはじく」ことから
play ducks and drakes with …を湯水のように使う《口語》
take to like a duck to waterごく自然に…になつく《口語》
  
★「カモが水を好むと同じように好きになる」の意から

まだまだありそう…。
「カモがネギしょって…」と日本語にもあるし、「duck」は英語でも日本語でも同じような感覚なのかもしれない。


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