論20.歌うことのソフトウェア

〇デジタルの進化

 文化での大きな改革期を20年ごとに、1967年のアメリカ、1987年のイギリス、2007年の日本とみる人がいます。

2007年に、ヴォーカロイド初音ミクが登場しました。これはサンプリング音源、販売の会社から生まれたのです。(クリプトン社1995年~)

80年代のDTMとMIDI(DTMは和製英語)、

1983DX7発売(ヤマハ)、DXはシンセサイザー、QXはシーケンサー、RXはリズムマシーンです。

(背景)

1965年ベンチャーズが来日

1966年ビートルズが来日

1967年~ポプコン(ヤマハ・ライトミュージック・コンテスト)

1967年「帰ってきたヨッパライ」(フォーククルセラーズ)

1967年10月~「オールナイトニッポン」

1969年8月「ウッドストック・フェスティバル」(アメリカ)

ヒッピーカルチャー

(デジタル化)

1969年10月~ARPANET(インターネットの前身)

○歌うことのソフトウェア化とバーチャルシンガーの登場

1968年「2001年宇宙の旅」HAL9000が「デイジー・ベル」を歌いました。これは、1961年、ベル研究所のIBM7094が実際に歌ったところからきたようです。

 以下、初音ミクを中心にみていきます。

1964年冨田勲のモーグのシンセサイザー、富田氏は、のちに人形浄瑠璃と初音ミクの共演を実現します。

「着メロ」と「着うた」「歌ってみた」の投稿、ネット発クリエーター ニコニコ動画 同人イベントの開催

2009年1月 バイリンガル(英語音声データベース)

カラオケ JOYSOUND

2009年 「ミクフェス’09夏」

2009年7月 PSP用ゲームソフト「初音ミク―Project DIVA」(セガ)

2010年4月「初音ミク アベント」6つの声

2011年5月 米国トヨタのCM

2011年7月 ロサンゼルスでアメリカ公演

2013年11月 パリ、シャトレ座でヴォーカロイド・オペラ「THE END」

歌声ライブラリー「がくっぽいど」(GACKTの声)「ハルオロイドミナミ」(三波春夫の声2016)などの開発と発売。

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