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主人公になるために

失恋から1か月と少し経ちました。

この記事の最後に記したように、今はこの出来事が結果的に良かったなと思っています。

理由は、自分の事を見つめ直す時間が増えたから。
私は当然進むと思っていた2人での未来へのレールを夢見過ぎていて、自分の将来や今やりたい事と対峙できていなかったのです。
特に将来なんて、彼の元へ行ってから考えようなどとずっと不明瞭で、これも愛想を尽かされた一因だったでしょう。

下手に2年後に同棲と約束を立ててしまったせいでこの間耐えればと、かつてのように純粋に会える日を楽しみに出来なくなってもきていました。最後に会うまでの4か月は苦しくて寂しくて、自分の事をしようともしなかった。
きっとこのまま続いていたら、多くの時間をネガティブに浪費していたのだと思います。

愛のようなそれはもはやしがらみと化していて、それが無くなった今は実を言うと、すっきりとさえしています。

さて、むしろ自分に自信が持てたこのごろ、MBTI診断をやってみる事にしました。
この診断は数回やったこともあったのですが、その時の考え方や気持ちによって結果は変わるものだと言われているので今どんな結果が出るのか気になったのです。

その結果は…!

主人公…!!?

なかなか大層なものになったものです。
いや、誰もが主人公だけどね!?自分の人生において!?
さあ、どんな性格タイプなのか見てみましょう。

“自分の利益を顧みないこと”や“偽りのない自分でいること”を含めて、主人公は自分の価値観について声高に主張する傾向があります。何かが不公平であったり、間違っていたりすると思った場合は、それについてはっきりと話すでしょう。でも、洞察力が高く、繊細な気質の持ち主でもあるので、他の人に共感してもらえるように話すことが得意で、高圧的な印象を与えることはまれです。

人の根底にある動機や信条を不思議なほど正確に理解できる人たちで、なぜ他の人の考えや感情をすぐさま把握できるか自分でも分からないこともあります。でも、このような“ひらめき”のおかげで、主人公は非常に説得力があり、周りの人を大きくインスパイアしながらコミュニケーション取ることができるのです。

16personalities

なるほど…確かに言われてみれば…🤔

主人公の秘密兵器は、“純粋な意図”を持っていることです。通常、「他の人を操りたい、支配したい」という望みはなく、「正しいことをしたい」と純粋な願いに動機づけられているので、たとえ誰かと意見の相違があっても、双方が合意できる点を見つけようとします。おかげで、無視できないくらいほど雄弁かつ繊細な形で主人公は意思疎通することができ、自分にとって大事な事柄について話すときは、なおさらこの傾向が顕著になります。

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こっ…これは…!!!
まさにあの、別れ話のようじゃありませんか!!!
重大な空気を察知して、話し合うことを真っ先に提案したあの時。少しづつ確信に近づいていった繊細さ。
このエッセンスが合っているだけで、とてつもなく説得力のある診断結果です。

ENFJを一言で表すと、『人との繋がりを大切にするタイプ』との事でした。
今までMBTI診断では他に2種類くらい出たことがあるのですが、今回は他のどれよりもしっくりきたのです。
なぜなら、この一ヶ月間で私が私を見つめ直して探し出した【こうありたい自分】と完全に一致していたから。

この一ヶ月、まばらな交友関係を両手いっぱい掻き寄せて、色んな人に話を聞いてもらいました。さらに新しい出会いを探してみようと、挑戦もしてみました。

そもそも話を聞いてくれる人がこんなに周りにいて、貴方なら大丈夫と言ってくれる。
そこから分かるのは自分が丁寧にその人と関係を構築していったということ。これによって、寧ろ自信がついたのです。
新しい出会いというのはとある小規模な集まりの事で、友達作りを目的とした交流会なのですが、当日の緊張ときたらもう激ヤバでした。
でも、年も職業も違う方々と話すのは普段できる体験ではなく楽しめたし、隣の方と仲良くなったので思い切って飲みに誘ったら、私と近い境遇でその場に赴いたことを知れたりもしました。
知らない人と交流となると話題が各々の趣味になっていくのですが、広く浅く足を突っ込んでいたことによって共感しながら会話を楽しむ事ができました。
これもまた、今までの自分が興味を蔑ろにせず知識や体験としてインプットしてきたからで。

これらを踏まえて私はこれからも、というかこれからもっと、やりたい事や周りの人を大切にそして素直に生きようと、そう旗を掲げたのです。
この診断がまるで、その旗を支えてくれる支持者のようになってくれるとは。

振り返れば中高生の頃は、自分に何の自信も無く内向的で、学校という狭小な世界では周りの目を気にしまくってまず自分から交流しようなんて考えないタイプでした。
今なりたい私は、180度違うところにいる。
でもこちらの方が私らしいと、今は断言できます。

こうなれたのは、間違いなく彼の存在も大きいでしょう。最後がどうであれ2年間は、私の絶対的な味方で、お互い鼓舞し合える好敵手で、大切なパートナーだったから。
自分のコンプレックスは意外と気にしなくていいとか、自分でも気づかなかった自分の一面を知ったりとか、これからの宝になって行くであろうピースを沢山手に入れました。
そして何より、行動して、人と全力で向き合って得られる幸せを教えてくれた。

この2年間があったおかげで、さらにこの失恋のおかげで、こんなにも自分を好きになれた。こうやって一期一会を慈しむとともに強くなって、深みを増しながら生きていきたいのです。
主人公、それを単なる診断結果ではなく、私のものにするために。

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