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今活躍する山陰の絵本作家さん

今日は最近、購入した3冊の絵本の魅力をご紹介。
 実は全て山陰(地元)で活躍されている作家さん。
「出会える」アイドルの人気が出るように、地元の絵本作者さんまたしかり。「出会える」魅力は好きを加速させちゃう。
子供に読んであげた思い出とともに、一緒におっかけ、サインをもらい、はしゃいだり、そんな生き生きした思い出も絵本と同じくらい大切なマイストーリー。

 「読む」だけでない、「作者に出会える」絵本の楽しみ方もオススメします⭐️

愛があふれる「しまだようこ」さんの『わた日記』

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しまだようこさんの『わた日記』

この絵本は兄弟が綿を育てていくお話なんだけれど、
その絵がまた優しいこと。
キロロのような歌声みたいに優しい。
とにかく、心がぽわんぽわんする絵本なんです。

実際のしまださんもチョーーー素敵な人。
むちゃくちゃ謙虚でほぼボランティアで絵本の製本の講座やひきかたりの演奏活動をしている。お話していると自分の人間臭さが嫌で後退りしてしまうぐらい。

とにかく愛が溢れている人。だから、そのまま絵本も愛が溢れている。
子供への愛、境港への愛、絵を書く楽しさ、何かを育てる尊さ、命の尊さ、暖かさ。そんな愛に包まれたい気分の時に是非読んでみてほしい。心があらわれる絵本です。


キュンキュンがとまらない「へいそんにゃー」さんの『こねこてんぐレストラン』

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ヘイソン・ニャーさんは島根が大好きな2人がユニットを組んで活動されている。昨年2019年にクラウドファンディングにより資金を集めこの絵本が発行された。

こねこてんぐたちが島根の名所に食材探しに行き、おいしいものを作りながらお客さんたちの悩みなどを解決していく物語なんだけど、細部の細部までユーモアが散りばめられていて、島根の愛の半端なさを感じる。

 その細やかなイラストは探す時ウォーリーを探せ的なワクワク感がおしよせる。こんなにたくさんのアイディアとかわいらしさ。カラフルなこんぺいとうがガラスの小瓶に沢山はいっていて、それを持ち歩く感じ。
 初めて読んだ時「ほんま天才やなぁ〜」と何度声にだしてつぶやいたことか!
クリエイティブな部分以外にも、細部の細部まで考えられたコンセプトや告知や売り方、伝え方。どこからみても天才。
 例えば、絵本の中では歌がでてくるけど、それがまた「あ〜もん、あ〜もん、あ〜もんで〜」っていうキャッチーな音階とフレーズでしかも島根弁。
子供も大人も歌いたくなる仕組みとセンス。
それをユーチューブで聴けるようにするとか。
是非読んでその「天才やなぁ〜」っていうのを感じて見てほしい。

生き方もセンスも全部憧れ!「よしと」さんの『ニワトリの唄』

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よしとさんは島根在住の紙芝居作家さん(絵本も出してる)歌を歌いながら紙芝居ライブをあちこちでされている。
音楽も好きなので、はまりすぎて、よしとさんがいつもかぶっている帽子を親子全員分手編みで編んで(決して女子力は高くないのにっ)、かぶって紙芝居ライブに参戦するほど。
 歌もいいし、(おどっちゃうし、ないちゃう)面白い。
私は特に絵が大好き。生きている感じがする!。
今ネットで 例えば、「ニワトリ、手書き、イラスト」みたいなので検索すれば、山ほどニワトリのイラストが出てくる。けど、よしとさんのイラストはきっと見つけられると思う。よしとさんの絵や線や色はよしとさんでしかだせない。
クリエイターの世界でそのことがどれほどすごいことか!っと感じるのだ。
 ちいさい時にはみんな持っていて、思春期時代にどこかに置いていく生き生きした遊び心をそのままもっていらっしゃる感じ。そしてそれが作品に宿っている。
私もそんな風に子供のころの感性を大切に、世界を生きたいなぁって思うところもあり、いつもよしとさんのエッセンスをふりかけていたいのです。

どの絵本も愛があふれている

私はお土産物屋さんにならんだいろんなものにご当地のものに変げしたキャラクターをみると、「君はいつ、資本主義社会にかわれてプライドなく売られているのだ」ってなんだかさみしくなる。売られる為に作られたキャラクターにどうしても心が踊らない。
この3つの絵本にでてくる登場するキャラクターや作品たちはみんな愛がある。だから作品は生き生きしている。生きているからエネルギーやパワーや癒しがある。だからこころがふわふわしたり、キュンキュンしたり、ワクワクする。今日はこのブログを書きながら「やっぱり愛がなくっちゃ!」なんだと 改めて感じた。
是非愛溢れる作家さんの絵本を読んでみてください〜!