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諦めない事ってそんなに大事?

写真はツールドランカウィでアジアチャンピオンジャージを着たが、ゲンティンハイランドで手放す事はわかっていた。

ちょうどこの1年前、フランスのレースでエースを任されることがあった。
たまたま誕生日が近かったので、誕生日プレゼントにエースを任された。
逃げを容認し、レースは常に我々が主導権を握って進む中、最後の周回コースへと進んでいく。
残り50km上りでアタックがかかると、集団のペースは一気に上がり波状攻撃が続く。最初のアタックには反応できていたが、だんだんと疲労がたまり集団内での位置も下がってきてしまいたまらず切れた。
その日のミーティングで「エースってのは、どんなに辛くてもみんなの期待とチームを背負って走ってるんだよな」と言われ、レースを作ってくれたみんなに何も言えなかった
そして次のレースからミーティングで話す内容がガラッと変わった
勝つ為に必要な事は全て出し合いレースへ向かうようになった

元に戻って
ツールドランカウィで上りゴールのこのステージ、上りが苦手な自分はアジアチャンピオンジャージを失うのならゆっくり走ってゴールしてもよかった
しかし兄ちゃんが許してくれなかった。1%でも今後のレースで逆転できる可能性が残っているならば、最後までその1%を信じて自分自身と戦わなければならない
そう、この日1%の可能性を信じる事を学んだ日が、未来の自分に大きな影響を与えたのだ

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シャルルドゴール空港でたまたま目の前に現れたビヤルネ・リースを口説き、世界最高峰のチームへと自分の人生が変わったあの日に

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