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チャンスを手に入れる

チャンスは万人に平等にある
ただ、1つチャンスを手に入れることができない人がいるとしたら
チャンスをチャンスと気づいていない可能性がある

チャンスとはなんだろう?
そこには運が必要だし、レースを走っていても年に60レース走ったら10レースくらいしかチャンスはないかもしれない
しかし、10回もチャンスがあったら1つか2つは手に入れられそうな気はしないだろうか?

才能は全ての選手に平等にある
ただ、どんな才能かは自分自身で考えなければいけないし、その才能をどう活かすかを工夫しなければならない。

僕はトレーニングし続けると、体の筋肉が固まる動かし方をしてしまう選手だった(今でも)、スポーツ選手にとって最悪な筋質の選手だった。
なぜそう言えるのか?
世界選手権に出た時、レース前5日ある余裕を持った状態で初めて体を触ってもらった時、中野さんに言われた。「レースまでに体を作れるかわからない」....
幸也やフミは普通に揉めば良い状態には2日で足りるけど、宮澤君は....厳しいかもね。レース5日前に間に合うかわからないって、普通の人には伝わりにくいと思う。
マッサージって、1回行ったら結構体軽くなって良いじゃん!
が当たり前だから。
僕は筋肉の状態を誰かに作ってもらわないとダメな選手なんだと知った。

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もちろんそれをわかっていて、トレーニングをめちゃくちゃハードにして、自分でもケアしてレース会場へ向かっているけどそんな状態。
でもその先はなんとかしてください!と言う他力本願で進めてきた。

なぜなら、中野さんならこの状況判断できる人だし、それなりに整えてくれると信じているから。
チャンスを手に入れるためには、チャンスを手に入れる準備ができていなければならない。チャンスを手に入れるには、チャンスを手に入れる努力を惜しまず、周りの人に助けてもらわなければならない。

タイトルの写真は、25人ほどの集団で逃げたランカウィーの写真だ
優勝したマシミリアーノ・リケーゼは世界的に有名なスプリンターだが、彼に勝つための秘策は同じ集団の中で走っていて考えていた
とにかく体力を温存しながら、逃げ切りの選手を見ながらアタックがあると叫んだ!
なぜ叫ぶか?叫べば皆が気付き追いかけてくれる。
自分の足を使わないでスプリント勝負に追い込むことができる。

とにかく自分が勝てるパターンに入るためなら敵も使って自分の足をためるのだ。

ランカウィー06

結果3位だった
チーム的には上出来な結果だったが、自分の中では全くの負けレースだった
しかし、この結果によって歴史が少し変わった。

アジアのチームはヨーロッパの選手にかなわない!
と言う常識を覆したのだ。
日本人ができるなら俺たちだってできる!そう思ったアジア人達は果敢にヨーロピアンに挑戦した。
結果、今ではアジア人が上位に入る事は当たり前になったのだ。

アジアのチームに会うとよく言われる、崇史が戦えることを示してくれたおかげで、俺らはあいつらと同等に戦えることを知ったんだ!

こんな嬉しい言葉はない
アジア人の選手たちは瞬間的に強くなったわけではない
あいつができるなら俺らもできるかもしれない!と言う希望を見方に付けたのだ
人は自信を持つだけで人生が大きく変わる
そのくらい自信を持つ事は選手にとって重要な事なのだ

10の力があってもレースで8の力しか出せなかったら、10出せるヒントをあげればそれを実践すれば良いのだ。
自信を持ってレースに挑もう!
チャンスを手に入れるためには、自分をどれだけ信じれるか!
はとても大切な事だと思う
自分自身をよく知り、チャンスを掴む準備を周りの環境も含めて考えていこう。

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