触って止まない のアイデアノート

紙粘土
主観的な概念の組み合わせ
水で濡れると滑る 乾くと固まる
概念的な話 乾いて固形になると取返しがつかない(表面をなぞって変える事くらいしかできない)
安い 軽い やがて罅が割れる
→創作のモチーフ?

病院
これまた限定的かつ抽象的
×入院 〇病院 なので書き直し
怖い 自分の欠けた部分を暴かれる
救済 不具合への専門的な対処
非日常 何かのイベントが起きた時に通うもの
 また、否定的なだけでもない(妊娠・退院などもある)かも

後遺症 
何の?という話が自分の中でチラついたから紙粘土・病院というモチーフと併せる事にする
紙粘土→創作の比喩にもなる
病院→転機の切欠 場所 施設

後遺症→続ける事(続けてしまう事) 望ましくない事
    暴かれてしまった事 その残酷さに救われてしまった事
    それが他人に「症状である」と定義されている事
    長く付き合っていくもの

全体的な印象とテーマ
チープ 暗澹 今を生きる
皮肉と斜で前を向く

創作と病と人生の三軸提示

創作≒病+人生=物語

「私が患った病は創作と呼ばれる紙粘土でできたような成型物で、後遺症として今も命を背負っている」
「思想というのは水のような物で、溺れる事もできれば乾く事もできる。それを僅かに手に湿らせて、出来上がった紙粘土の形を整えるような行為。それを創作という」
「それを日常として生きて来たものだから、学校や生活というのはまるで自分と違うものを確かめる為の場所で、病院のように重苦しい」
「『少年期に卒業すべき病』としての物語を背負ったまま生きる今は世界の軸がひっくり返っていて、創作というものの後遺症のようだ」

自分と紙粘土と病院と後遺症
もう1ギミック入れたい!

・短編として一話で成立するような形
・これからもランダム単語ガチャという形式を取る以上、非連続性のギミック
・最後に気付いたら「あ~」てなる類

→さっき自分の中で提案した日記形式を短編の中でやる
・だるい
・長い
・テンポが悪い

逆に、このテーマで明るい言葉、雰囲気で書く試み
爽やかな読後感 空の色は元より毒であるように、それの性質は暗くとも光を透通す
→ギミックとしては弱くない?
・文章練習なので弱くても書く事が大事

そうなったら、テーマを再設定する。


 チープ 暗澹 今を生きる
 皮肉と斜で前を向く

 創作と病と人生の三軸提示

 創作≒病+人生=物語

……ただここで文とそれを読んだ時のイマジネーションの発生の仕方と描写の相関性について心当たりがある。
暗い物語を読んだ時「でもこれって明るい話だよな」て受け取るのか
明るい物語を読んだ時「でもこれって暗い話だよな」で受け取るのか
性質として、読者は読んだ時に反対の感受性を「見つけた」と思って抱くと思う

『爽やかな読後感 空の色は元より毒であるように、それの性質は暗くとも光を透通す』
というなら、無暗に明るい訳ではいけない

真面目に考えよ……

結局の所独白で書くのか決めて無いな

紙粘土を作るという作者視点
紙粘土視点の作者の描写
という構造で話を進める?

その中にモチーフになった創作への想いだとか病だったり後遺症だったりというものを混ぜてみるか
作者の独白的なね 部分で話させる

そしたらどうだろう
日数の経過って描写も組み込みたい俺の意図と併せると、展示会と持って帰ってからの家の描写なども書いていい?
→死を病院で看取る、というのも考えたけど、一介の紙粘土の作品がそこまでついていく理由が無い
棄てる描写があった方がリアルではある
現実という病と物語という病 双方を知覚する場所、学校を病院となぞらえてもいい  

・棄てた後にまた新しい紙粘土を作る、それを後遺症となぞらえる
・棄てられない葛藤を初期衝動の引き摺り、後遺症となぞらえる→オチを病院に持ってこれる
→強引じゃないかぁ……? 棄てるプロセスはあっていいと思うな
 
棄てた後に、同じモデルでまた新しい紙粘土を作る
それを繰り返している フィギュアを作る
→フィギュアは何? 手?胸像?あんまりキモ過ぎないものの方がいい
部屋に沢山レイアウトして、そこで現実離れした光景を見て、「現実という病」と「物語という病」を再認識する「病院」を作ってもいい
紙粘土で作れる 沢山置いても怖くない 空想上のもの
……ドラゴン?
→病院と関係するモチーフがいい 病と関係するモチーフで空想上の格好いい上記の理念を守れる概念
赤十字……?イマイチ…… ナース?キモすぎ 十字架……は宗教色が強すぎる
ゾンビはホラーすぎ 不衛生な小動物系(ネズミ、カラス、犬、猫、モルモット)
  
子供が紙粘土で作れる小動物、ネズミが一番作りやすそう(丸いものにしっぽとみみとめを付ける)
ネズミだと疫病の印象も強いし、かなりイイ

ネズミの視点 作者の視点
棄てられる紙粘土のネズミが託す疫病が「物語」で、疫病の元であるネズミを棄てた後にも後遺症として、造形を続けている
そういう人の御話

その人の部屋にはカラスや犬や猫、くらしに溶け込む動物なんかがたくさん居て、
最後に見渡して、「ここが夢で、外は現実」という認識を覚える
それで、「病と創作」の話を思い出して「じゃあここは」みたいな感じで終えても良い

衛生 病 鼠 動物由来感染症(ズーノーシス)
感染症→感染生? 観染生?

創作由来感染症
窮鼠 鼠(しそ)
しそう 

鼠咬症(そこうしょう)
遡行しよう

憧物由来感染症
ズーノーシス
人獣共通感染症
ダイレクトズーノーシス
メタ・ズーノーシス

メタ=高次的 超える

メタ・ズーノーシス 
人獣共通感染症
人々共通感染症

熱病 疾病 疫病
病原菌 障り 患い
疾患 病気

熱の病が、障害を掛けた。
(熱の描画、生涯を懸けた。)

仮タイトル

障って病まない
(触って止まない)

なんでもない普通の高校生の少年が紙粘土を並べている。そのひとつを持ち上げて独白
ゆっくりと、賞状を筒に入れるようにひとつずつゴミ箱に両手で入れて、その回想をする。
学校の自由工作、何も成績が振るわなかった俺に唯一皆が褒めてくれた紙粘土の作品
冷やかしなんてどうでもよくて嬉しくて、それから少しだけ学校が好きになった
独白終了。
今ではそんな事をしてしまっては浮いてしまう事。幼い思い出は別れるべき事
そう言ってゴミ箱に棄てる。

場面転換、紙粘土の三人称視点独白(ポエム)
僕への感謝 僕への寂寥  僕への恨み
それを込めて、死に際に病を掛ける

場面転換 二十の少年
「僕は褒章というものの後遺症を背負っている」
と言って独白。
ひとつずつ作品に目を向けて描写する。
部屋を見渡す。
動物の造形作品がある。
自分のスーツ姿が目に映る。
浮世離れしたこの部屋と、浮世そのものである自分の几帳面な姿。
痛々しく病的な程に乖離したこの光景に
「この部屋は、俺の心だけの病室なのかもしれない」
と言って、ドアを閉める。

少年の名前
竹中 匠太

ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/
・紙粘土 
・病院 
・後遺症


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