もし、あの時戻ることが出来るのならあなたはどうしたいですか??
将来の夢。。。
私は幼稚園に行っていた頃、先生にこう言われた。
きっと皆も言われたのではないだろうか。
『将来の夢をこの紙に書いてみて』
私はまだ小さかったこともあってか、将来の夢と言う言葉にピンとこなかった。
だから私はその時、ケーキが好きだったから適当にこう書いた。
『パティシェ』
ケーキの甘い香りに包まれたかったし、パティシェになればいくらでも食べれると思っていた。
でもだんだん、大人になるにつれてパティシェになるには学校に通わなければならないし給料面も考えて本当にパティシェで良いのだろうか??
と考えるようになった。
高校生になると、周りはメイクだったりと自分の見た目に気を使う様になっていき私もその1人になっていった。
私は当時、高校生の頃男子バスケ部のマネージャーをしていた。
そのときの先輩に『髪の毛切りたいな』と言ってるのを聞き、
『じゃあ、先輩私が髪の毛切りますよ』
その時は、切ってあげたいと言う気持ちが勝ち切ることに決めた。
切ってみて思ったことは、すごく楽しかったし良い経験になったと思うと共にまた髪の毛を切りたいという思いだった。
それから、美容師という道を目指したいと思うようになった。
美容師を目指そうと思ってパンフレットとか学校紹介とかに参加してやっぱり美容師っていいなって思うようになった。
その事を親に話すと猛反対された。
『あんた、給料は安いしお客さんと話したり、お仕事終わってから練習とかせんといかんのよ。あんたには無理やと思うよ。』
何回か言ってみたけど答えは変わらず。。。
私はそんなことを言われて泣いた日もあった。
『他にやりたいことがなければ、お姉ちゃんと同じ看護師目指したら??』
と
言われた。
そのときは自暴自棄になっていて、もう将来の夢なんて叶わないしもう何でもいいやと思い看護師の道に進むことに決めた。
看護学校に通ってからというもの、お仕事と学校を行き来したりする毎日で日に日にストレスを感じるようになったのかも知れない。
ある日、体調が悪いと感じたのかどういう経緯で病院に行こうと思ったのかは思い出せない。
だけど、あの日は病院に行った。
病院に行くと病気が見つかった。
すぐに治る病気ではなく、長く付き合わないといけない病気にかかってしまった。
それからというもの、本当に辛い毎日だった。
でも、このままではダメだと思ったのかアルバイトを始めた。
それからと言うもの、少しずつ前に進めたと思う。
1年くらい経っただろうか。
同じクラスで中のいい人に、准看護師で働いてみないかと言われ迷った。
このままで働けるのだろうか、でも資格を持って要るのに働かないことに逆に不安があったのも事実。
お姉ちゃんに相談すると、やってみてもいいんじゃない?と言われ悩んだ結果施設に准看護師で働くことに決めた。
看護師で働くことはこれが初めてだったから焦りと不安とそれから期待があった。
働き始めてこの職場と出会って本当に良かったと思うようになった。
何より、おばあちゃんおじいちゃんが可愛いのだ。
学校に通いながらアルバイト、それから施設の仕事を掛け持ちするようになって病気が悪化したりすることもあったが、何より毎日が充実していることがとても楽しかった。
国家試験では惜しくも必修で一点足りず落ちてしまったがそれは神様があなたは今、看護師で働くべきではないと行ってくれたのだと思う。
病気が再発して、体調が悪いのも事実やし今のままでは病棟で働くのもストレスがかかってしまい続かないと思う。
だからこの状況は私にとって良かったと思う。
落ちたからと言って諦めるわけではない。
逆に施設で働いたことで看護師になろうという意欲がでてきている。
だから私は夢を追いかけて頑張ろうと思う。
今、この世界で働いている人の中で本当に自分が好きな仕事をしている人はどれくらいの人がいるのだろう。
もしこの話を読んで、自分が本当に好きな仕事をしているのかどうか見つめなおして見てほしい。
そして、夢を諦めているひとはどうか諦めないでいてほしい。
将来、歳を重ねるにつれ後悔して欲しくないから。
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