扶養の壁について①

最近話題の〇〇万円の壁について書きます。
制度は頻繁に変わるため、2023年10月28日現在の制度であることを了承ください。

まず、税金の壁と社会保険の壁は区別して考えてほしいです。

混同して考えている方が多いです。

今日は、税金の壁について書きます。
わかりやすくするため、夫、妻という表現で記載しますが、逆になっても考え方は一緒です。夫がサラリーマン、妻がパートで働いていると仮定します。

税金の壁は4種類あります。
100万円(自治体によって変わる場合あり)、103万円、150万円、201万円です。

このうち、100万円と103万円は妻自身の収入に対して所得税や住民税が発生する壁となります。夫の所得税や住民税が変わる壁もあります。

100万円以上になると住民税が課税され、103万円以上になると合わせて所得税も課税されます。

税金は所得に対して課税されます。収入ー必要経費が所得となります。
上記の収入だと、住民税は10%、所得税は5%になると思われます。
収入が上がると税率は上がります。(累進課税という)

一般的にはあまり気にする必要がない壁と言われますが、
夫の勤務先で、家族手当などが支給されている場合、妻の収入が103万円未満であることが条件になっている場合が多いので、注意が必要です。

また、昨今の人出不足を背景に家族手当の見直しが叫ばれており、
厚生労働省からも下記の内容が発出されていますので、今後の動向には注意が必要です。

明日は夫の所得税に対して影響がある壁について説明します。

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