この社会で生きるために必要なこと

 社会の中で生きていく。それは、要は何らかの手段でお金を得て、サービスやものを得て生活していくことだと思う。

 人それぞれ違った手段でお金を得て、社会の中で生きていく。これは当たり前だが、生活をする中で見落としがちなポイントだと思う。社会には本当に多くの人がいて、それぞれ違った人生を歩んでいる。自分が思っている当たり前は、他の人にとっての当たり前ではないかもしれない。例えば、定職についてお金を得て生活するのが当たり前だという考えだ。世の中には何万人もの人が生活保護を受給して生活しているし、その中には僕みたいな20代前半の人間もきっと多くいるだろう。そして、みな違った理由で生活保護を受給しているだろう。彼らの人生に目を向けると、きっと様々な価値観・考えに触れることができるだろう。きっと、僕の常識・当たり前は簡単に崩れ去る。

 何が言いたいかというと、人は何らかの手段でお金を得る、という部分の「何らか」は本当に何でもいいのだということだ。恥や外聞、世間体などの自分を包む無駄なプライドが邪魔をしているだけで、実際には本当に多くの選択肢があるし、その選択肢に身を置くことで幸せを感じる人も多くいるのだ。

 僕は何におびえているのだろう。低収入?世間体?確かに分かる。

 でも、本当に大事なのは、自分の幸せだ。別に特段大きな幸せはいらない。低賃金だがストレスの少ない仕事に就き、つつましく生活することは果たして不幸なのか?いや、きっと今の生活水準による幸せと大差ない気がする。そのように考えると、社会で生きるために必要なことは、自分の幸せに正直になることだと感じる。

 無駄なストレスを抱えて、やりきれない思いを抱き、ただ日が過ぎていく人生など、果たして幸せといえるのだろうか。それよりは、自分の考えに正直になって、それに向けて思い切り行動する方が幸せに近づくのではないかと思う。

 僕は要領が良くないし、見た目も良くないし、コミュ障だ。そんな自分を受け止めて、自分なりの幸せを探るのも悪くない。

 この、ある意味残酷な世の中で幸せに生きるには、自分にうそをつかず取り繕わず、正直になることが正解なのではないか。

 そう思えた日曜日の夜、寝る前。明日から仕事張り切っていってきます。

おわり。


 

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?