見出し画像

『ぼんぼん彩句』 を読んで

『ぼんぼん彩句』
      著:宮部みゆき

こっちかー!
という感想。
いや、知ってるんです。知ってるんですよ。
宮部さんの容赦ない現実を描く力。

でも、
「ぼんぼん」だし
「『彩』句」だし
なんだか装丁も鮮やかで、
俳句がお題という事で、なんとなくほのぼのとした
短編集なんだと勝手に思ってしまいました💦
俳句が怖いものという認識もなかったもので。

『彩』句ということで、もちろん色々な彩の作品があるんです。
しかし全体としての印象は怖かった。
どれも身近で、そこら辺にありそうなもんだから💦人間の裏側、さすがよくご存知…。
そういう作品であってもカタルシスがあるとか
現実とは思えないぐらい遠い話であればあれなんですが…絶妙にありそう。

あとがきを読んで納得でした。
こわい俳句がインスピレーション元のようです。
それでも読んでしまうのはさすがです。
が、
お題の俳句はまだまだあるようですし
次はもう少し怖くないの希望です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?