[1型糖尿病&透析]患者のハナシ #2

透析施設への血糖報告

透析に通うようになり、毎回「血糖値どうでしたか?」と聞かれることに気づきました。
当時、リブレのような便利なものはなく、ひたすら指から血を取っての血糖測定。
しかも、前回記述したように、血糖変動が激しかったので、1日3回の食前・食後、寝る前で最低7回は測定していました。
そうなると、覚えていられない!しかも、内分泌のドクターから「インスリン自己調整」の許可を得ていたので、その記録も取らなければならず。

クリニックのスタッフさんたちは、こんなにインスリン量に変化があり、血糖測定回数が多いとは予想のしていなかったのでしょう。
カルテに記録しきれなさそうでした。

そこで、当時、自分でExcel で表を作り、血糖変動グラフと、時間・血糖値・インスリン量を記入できるノートを作成。
近年、血糖測定器とスマホが連動していたり、リブレではPCと接続してデータ印刷も出来たり、こんなものはもはや不要かもしれませんが、当時の物を少し変更したものが以下です。

A5サイズ用ですので、A5のコピー用紙、A4コピー用紙を半分に切ったものなどに印刷して、ご自身でデータを記入してお使いください。
手書きすることで「あ、ここで上がったんだ」などの【気付き】が、コントロールに役立つかもしれません。
わたしのおススメは、「マルマン 書きやすいルーズリーフ A5 無地」です。
20穴バインダーや、フラットファイルにまとめてオリジナルの血糖管理ノートを作成してみてください。

「メモ欄」には、使用したインスリン量や、「こんな物食べちゃった」「体調不良」などなんでもメモしてみてください。

わたしは、当時ひたすら記入して、透析に持っていき、「血糖どうでした?」と聞かれたら「そこのノートを見て!」と毎回同じ会話をしていました。
1年も経つと、だまっていてもスタッフがノートを見て「昨日は血糖良かったね」とか「昨日何かあった?高かったみたいだけど」など、声をかけてくれるようになり、お互いのために良かったと思っています。

透析も23年になると。。。血糖の報告もなくなりましたが(笑)

ひとつだけ言えるのは
1日7回の血糖測定を学生時代から、もしくは仕事を始めてから出来ていたら
糖尿病発症20年で透析導入にはならなかったであろう ということ。
人生で一番の後悔です。血糖管理が出来なかったことが。。。

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