1型糖尿病のわたしの歴史・・・その4【低たんぱく食生活について】

仕事を始めた頃から、少しづつ腎機能が低下し始め、同時に、食生活の変更を余儀なくされ始めました。

透析導入となった2000年の2~3年前から、徐々に蛋白質の制限をしなくてはならなくなったのです。それまでは、炭水化物を控えて、たんぱく質は何も気にしていなかったのが、今度はたんぱく質を控えなくてはならない。

炭水化物もたんぱく質も控える??
何を食べればいい???
お肉は食べる場合は一切れ、納豆は3粒・・・極端にたんぱく源を減らしました。
体力、失われました。気持ちも凹みました

もう どうして良いのやら。

そんな時、糖尿病の担当医に言われたのです
「炭水化物にも たんぱく質は含まれているから 大丈夫だよ」と。

調べてみたら、お米にもパスタにもパンにだって
たんぱく質は含まれていました!
「な~んだ、だったら簡単!」
そう!ベジタリアンになれば良かったのです!!
パスタを食べに行ったら「ナスのトマトソースパスタ」
バーガー屋さんに行ったら「サラダ」と「フライドポテト 塩抜き」

家での食事は良く覚えていないけれど、確か家族(母)のお皿から
「一口頂戴!」としていました。
良く頑張ったな、、2年半も透析導入遅らせることが出来たのですから。

腎機能も最終段階まで落ちて、むくみが全身に回った2000年12月半ば
自ら「入院+透析導入」をお願いして、その入院前日 ドクターから
「好きなもの 食べてきていいよ」と言われ、そのまま渋谷に行き、
食べた ”たこ焼き” 美味しかったな。。。(そのかわり 入院した時には浮腫みまくっておりました)

この「たこ焼き」から さかのぼること半年。
2000年7月に 左腕に「シャント」と呼ばれる 透析の血管を作る手術を受けました。
静脈と動脈をつなぐので、夜寝る時には「ドクドク」と血液の流れる音がうるさかったり、血管が徐々に拡がっていくのか痛かったり。
1週間仕事をお休みさせて頂いたら・・・クビになりました(笑)
透析導入まで、思わぬ「長期休み」が取れました!

次回は【透析始めて驚いたこと】を書きたいと思います。。。


~人工透析???~

腎機能が低下している状態で 塩分の多いものをしっかり食べていると、
体が水分を欲しがって、知らないウチに水分摂取をしてしまいます。
すると、体は浮腫むのです。心臓にも負担がかかってしまいます。
「腎機能がちょっと・・・」と言われているかた、
息苦しくなったら、浮腫みが足全体、背中まで現れたら、
すぐに病院に行ってください。透析を導入した方が良いこともあります。

人工透析は週に3日 通院して1回約4時間をかけて全身の血液をキレイにします。
腎臓が普段やってくれる仕事を機械にやってもらいます。
でも、腎臓は24時間働き続けてくれ、負担は何も感じません。
しかし透析は1週間で12時間しか動いてくれないので、自己管理のみならず、拘束時間が増えてしまいますので、、透析導入するには 少しの勇気と決意が必要では?と私は思います。

今からでも間に合うかもしれません。
腎機能に問題ない方も、塩分には気を付けてくださいね。
お醤油/ソース/ドレッシング/塩 のかけ過ぎにはご注意あれ!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?