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東村山の公園|市民が公園の木で公園の看板つくったら超素敵!

出来たのはこんな素敵な看板です!

文字は地域ボランティアの代表の方が書きました。
銅板に緑青をふかせて色付けしたカワセミ
モミジの濃淡は塗装の塗り重ねの回数で表現されています

材料は市内の公園の伐採樹木です

材料は市内公園で伐採されたケヤキの板です。
市内公園担当の係長から『伐ってしまう木がもったいない』と言われたことから伐採樹木を頂き、製材、乾燥しておいた材料です。
この時、何に活用はされるかは分かりませんでしたが、ただ捨ててしまうのは本当にもったいないと考えた行政、民間の連携が背景にありました。

看板に加工される前のケヤキの板

公園名称の文字を書いたのは看板が設置された公園で多様にボランティア活動をしている『大岱稲荷プロジェクト』の代表の方です。
日頃から公園の清掃、維持管理から市民が交流するイベントの企画、運営まで積極的に活動されています。公園の管理においてもいつも頼りになる方たちの集まりです。

公園名を書いたのは地域ボランティアの方です
手作業での加工、ケヤキ(堅木)の加工は本当に大変です!
すべて手作業で丁寧に製作されていきます

取り付け作業の日

こうしていろいろな方達の想いや協力で出来上がった看板設置の日を迎えました。この看板デザインを担当したのは造形教室を開いている上村さんです。
製作から取り付けまで、本当にとても丁寧に考え、つくられています。公園という場所がら求められる、耐久性、安全性への配慮に留まらず、細部にわたる想いがそのままモノに表現されていて、頭が下がる想いでした。

指がスキマに入らないようにギリギリの寸法で製作
その分、取り付け作業もとてもシビアでした
留め付け方一つを見てもこの公園への愛情を強く感じます

取り付け終わったら…

当日は簡単な公園清掃作業も行われており、ボランティア活動のメンバーも見えていました。清掃の傍らで黙々と取付作業を進めます。
取り付け作業も終盤に差し掛かる頃、皆さんが集まってきてそれぞれに想いを話し始めます。この公園を暑い夏も、寒い冬も、居心地の良い場所にするために活動されている方たちです。こんな美しい看板が出来ることを本当に嬉しく感じていることを肌で感じます。
そして、取り付け完了すると皆さんから拍手が!さらに万歳も!!
こんな方たちが見守ってくれている公園、居心地がいいに決まっています。
こういうつながりを通じて公園がよりいい場所になっていくことを目の当たりにしたのと同時に、公園管理に関わる中で市内の他の公園でも同じようなつながりをつくり出せるように携わっていきたいと改めて思いました。

ここがいいね!これもいいね!と話は尽きません
大岱稲荷プロジェクトの皆さんと

看板がある公園『野火止水車苑』
〒189-0011 東京都東村山市恩多町3丁目32−17

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