フーミーWHOMEEというコスメブランドの魔力

いい年齢になって、WHOMEE(以下フーミー)の出すコスメの良さに気づきました。
イガリシノブさんという不世出(言い過ぎかもしれませんが)のメイクアップアーティストがプロデュースするフーミー。
プチプラと言われる価格帯でありながら、毎回ハッとさせられる商品を出してくる稀有なブランド。
一般的にプチプラコスメは買い求めやすく、最大公約数的な商品展開、使いやすいけれどもそれほどときめかないものが多いものですが、それが、フーミーになると、プチプラとも高級ブランドとも一線を画す独特の商品展開になります。
色、骨格、バランス、相乗効果といった錯視をベースにした商品は、ぜひ使い倒してみたいと思わせるマジックに満ちています。
また、ご本人が超敏感肌であり、そこそこの年齢でもあるため、老いも若きも、敏感肌も使える処方になっているのが大きな魅力。
大人の女性には思春期の少女のようなときめきを、これから花開いていく若い世代には少し背伸びした色っぽさを与えてくれる。
キャッチーなネーミング、ピンクがのパッケージ、ハートのシンボルマークが、フェミニン感をさらに盛り上げます。
多分、もっと価格を上げても買う人は多いはず。
ですが、お小遣いをやりくりしないと買えない世代にも手の届く価格帯にしているあたりが非常に良心的でもあります。
変化を恐れない果敢さからか、人気商品もあっさり廃盤にしてしまう潔さ。
だからこそ、イガリシノブさんのメイク観の進化に触れられるとともに、旬のメイクに出会える楽しさを味わえます。
ご本人の奔放でカジュアルな印象もあり、ラグジュアリーさを求める大人の女性はあまり目を向けない感はありますが、メイクをたくさんしてきて、高いコスメを山ほど使ってきた人にこそ、その真価を感じさせるブランドではないでしょうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?