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backnumberへの愛を書き散らかしたい

私がback numberと出会ったのは2012年春。
はじめましては3rdシングルの思い出せなくなるその日までだった。
当時好きだった声優さんのラジオで偶然流れてきた曲に、イントロから心を鷲掴みにされちゃったのである。
ほうほうback numberね、聞いたことないけどすごくいい曲だから他にもないかな、という軽い気持ちで検索したら次にヒットしたのが花束。ここでばちこーんと衝撃を受ける。めちゃくちゃ素敵な、だけど今まで聞いたことない曲だったからだ。
思い出せなくなるその日までももちろんとても素敵な曲なのだけれど、花束とはもちろん歌っている内容が違う。そして、私はその歌詞にものすごく衝撃を受けたのだ。

え、問いかけからはじまるの?
そしてその問いに対して明言を避けるの?
はっきりせん奴やな…でもこの感じめっちゃわかるわ…
うんうん、喧嘩もあるよね。だけどうまくやっていきたいよね。悲しませちゃうことも多々あるよね。そのときは許してよって、先にいうとくんかい。

めちゃくちゃ素晴らしいイントロからの、バカ正直な男側の目線の歌詞。そこには君を絶対幸せにするし浮気とかあり得ないとかいう、意志の強さは見当たらない。

以上を踏まえて、初めて聞いたときの感想は、女々しいなこの人、だった。

だって、『これからどうなるかわかんないけど、今の自分は君が好きだしこのままやっていけたらいいなって思ってる、今後どうなるかはわかんないけどね?』っていうめちゃくちゃ予防線張ってるところや、嘘でも君を悲しませることは絶対しないよ、が言えないこの感じを女々しいと言わずしてなんと言うのか。嘘でもちょっとかっこいいこと言ってくれよ、と思うレベル。

でも、このバカ正直で女々しいのがback numberの魅力で本当に素敵なところ。
ともすれば引かれてしまいそうな感情、誰もが思ったこと一度はあるよねっていうところを、ものすごく巧みに言葉にして歌う。
そういうところにめちゃくちゃ惹かれてしまったのだ。

出会ってから早数年、いろんな曲を聞かせてくれたback number。
ここまでいうか!っていうくらい赤裸々な曲も、穏やかな愛に溢れた曲も、苦しくなるくらい切ない曲も、どれもが本当に愛おしい。
出会えたことに感謝している。

back numberは今日も、素敵な音楽をつくる。
そして私は、それをいつでもいつまでも心待ちにしているのだ。


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