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2015年の歴史的勝利、その先に夢の勝利を…。

 2015年、第8回ラグビーワールドカップで日本代表が南アフリカを相手にジャイアントキリングを起こした。
   後半20分からノーサイドまで涙が止まらずに応援したのを覚えている。
   心から感動した。

   自身もラグビーを幼少から社会人まで25年間経験してきて、日本代表が南アフリカに勝つところを観ることができるなんて、僕が生きてる間に絶対にないと思っていた。
  ラグビーといえば、ワールドカップ過去の優勝国、準優勝国をみてもわかるようにニュージーランド、オーストラリア、南アフリカのこの3強だ。
  この3強の一角に勝ったのだ。

   この時の日本代表のHCはエディ・ジョーンズ氏であった。
   2015年の予選プール4試合の日本代表のプレーを観て、エディ・ジョーンズHCにラグビーの根本とは何たるかを改めて考えさせられた。

   これは僕の勝手なイメージだが、ニュージーランドとオーストラリア、南アフリカの3強の中だと南アフリカが1番勝利する可能性があると考えていた。
   南アフリカはパワー、高さとフィジカルに強くラグビーのプレイ自体はいたってシンプルだからだ。
  

  しかし、  相手がニュージーランドとなるとこう思ってしまう。
   僕が生きてる間にニュージーランドに勝つところを観ることはできないだろう。
   ニュージーランドは他のチームより圧倒的に優れているところがある。
   それは接点付近や接点に当たった時にラックやモールを形成せずにボールをつなぐ技術である。
   これは、サッカーで例えるとブラジルでは幼い頃、みんな裸足で小石を使ってリフティングして遊んでいた。だからボールのタッチが日本人とは比べものにならないみたいなことだ。
   根本的な差を埋めることの難しい技術である。

  だが、 2019年ジェイミージョセフHCの日本代表も本当に強かった。
   僕の浅はかな考えなどいとも簡単に覆してくれるように。
   ならば、2015年の勝利で覆してくれた次には、漆黒の壁をうち破るところを観ることができるかもしれない。

   僕の寿命はあと40年くらいはあるかな...。


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