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今期オリックスが苦戦している要因

パ・リーグ4連覇を目指しているオリックス・バファローズ
ここまでは主力の怪我や不調による離脱が響き、7/13(土)終了現在5位に低迷している。

筆者もバファローズファンであり、ここ3年と比較すると今期は見ていて辛い試合が多いのも事実である。
勿論過去3年はリーグ優勝していることもあり、補正がかかっている部分も大きいだろう。しかし、今シーズンは過去3年とは違う部分も見受けられる。何が違うのか。いちファン視点として書いてみようと思う。


主力の相次ぐ離脱

 まずは何といっても、主力の相次ぐ離脱だろう。投打の主力である森や宮城に、この3年抑えとして君臨してきた平野や昨年大活躍の小木田、山﨑颯一郞、阿部、宇田川らの3連覇に大きく貢献したブルペン陣も怪我や不調から離脱している。言ってもブルペン陣が毎年入れ替わるのはこの3年を見てきていると何ら不思議な事は無いのだが、今季は入れ替わる要因が明確である点が過去との違う部分であろう。それでも新たにペルドモを獲得するなどブルペン陣を補強し、古田島や吉田など新たな顔ぶれで対応しているのは流石の運用である。
 主力の相次ぐ離脱には、やはり3年間一番最後までシーズンを走り抜けていた勤続疲労のようなものがあるのではないかと思っている(これは個人的な見解)。カープが3連覇した後も、ブルペン陣の勤続疲労による離脱は起こっていた。これだけの数が離脱するような状況が今季だけで終わるように一個人として願うばかりである。

主力打者の誕生による弊害

 過去と何が違うのか。それはチームの主力となる選手が年々増えていること。弊害と言えば強い言葉になるが、その影響が大きく出ているのが今季だ。森、西川、頓宮、中川はチームの打線を担う選手であり、この選手たちに対しての機会が多いのは当然のことである。しかし、今季はここに大きく囚われているように感じる機会が多い。打数が与えられるのは当然であるが、囚われるばかりに本来中嶋オリックスの長所である柔軟な入れ替えや、調子の良い選手の即時起用等が今季は少なり、雁字搦めになっているようにも感じられる時がある。これによって別の問題が発生する。

控え選手の起用方法

 別の問題とは。控え選手の起用法であろう。2軍で調子を上げてきて昇格した選手が、そこまで使われることもなく、また2軍に降格してしまうといったことが今季数回は見られた。チーム事情と言われればそれ以上なのかもしれないが、過去の3年と比較すると大きく違うように思うのはこの点。昇格した選手が即活躍してヒーローになるような、「全員で勝つ」を体現しきれていない試合が多い。
チームの核となる打者の調子が上がるのを待ち続けている状態がもどかしく、割を食っている選手もいるのではないだろうか。

新たに核となる打者

 過去3年は誰かが核となる打者として出てきていた。
2021年は杉本、2022年は中川、2023年は頓宮。では2024年は?
言わずもがな太田であろう。入団以来期待され続けてきた未完の大器が花開こうとしている。ファンとしてはまずはシーズン完走が見たい。


なんだかんだツラツラ書きましたが、まだ7月。
オリックスには必要なピースがまだまだあります。それが一つずつ帰ってくるときを楽しみに今後も応援を続けていきたいと思う。




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