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奈良県立民俗博物館 休館。閉館は避けてほしい…

2003年 M-1グランプリ。その年の優勝はフットボールアワーでしたが、準優勝した笑い飯の1本目のネタ「奈良県立歴史民族博物館」。本当に笑い死ぬ思いをしました。それなりに多くの漫才を見てきましたが、ここまで腹ちぎれるくらい笑った経験はなかなかありません。

そんな名作漫才の元となった「奈良県立民俗博物館」が休館となるらしいです。

奈良県・山下真知事
「民俗博物館の中では収まり切らずに、閉校した高校に(収蔵品を)保管している。“同様の農機具”を保管し続ける意味というのは、どこにあるのかと。価値のないものまで求められるままに受け入れてきたことに問題があっ
た」

山下知事
「子供さんぐらいしか、来館者はなかったということなので。展示スペースの在り方についても、併せて休館中に検討する。明確なルールを決めた上で、価値のあるものだけを残して、それ以外のものは廃棄処分するということも含めて、検討せざるを得ない」

https://news.ntv.co.jp/n/ytv/category/society/ytef98cb3e181e458ca5fac79fb59a700a

記事の書き方もあるのでしょうが、何か、奈良県知事さん、良くないぞ。
確かに、建屋や予算は無尽蔵ではないし、収蔵品の選定はある程度は必要なのは間違いないですが、言い方良くないぞ。

歴史を学ぶ、という習慣・風土がないと、先のMr.Green Apple「コロンブス」のような失策が生まれやすくなりやしないかと。「正しい歴史」というのは何か、というまた別の問題もありますが、のべつ幕無し軽視するのは良くない。上記の記事中にもありますが、何だかこの博物館、老朽化が激しく、エアコンも故障して、資料の保管にも苦労していたとのこと。無駄飯食ってる人らの懐に手を入れれば、それくらいの予算は何とかなろうに。

人によって価値観それぞれなので、何を残し、何を削るか、というのは難しい問題ですが、とにかく、お笑いのネタになるようなものが減っていく事態は避けていただきたいものです。




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