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ツギクル芸人グランプリ2024 

6月29日(土) ツギクル芸人グランプリが開催され、えびしゃ(2021年結成・ワタナベエンターテインメント)が優勝しました。

フジテレビでは13:30~生放送されていたようですが、関西テレビでは「ウラマヨ」「モモコのOH!ソレ!み〜よ!」が通常通り放送され、ヤクルトVS 阪神のデーゲーム(伊藤将司ほか皆残念な結果)もあったので、筆者はTVerで視聴いたしました。簡単に私見を記します。(下記表はネタ順で記載)

Aブロック 

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\begin{array}{|l|l|} \hline
マルセイユ &5票  \\ \hline
スタミナパン &1票\\ \hline
ひつじねいり &4票 \\ \hline
Yes!アキト &0票 \\ \hline
キャプテンバイソン &0票\\ \hline
\end{array}
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マルセイユがトップバッターながら、Aブロック突破。「鍵をなくした」という設定から、「キー」「扉」という言葉に絡めたボケ・ツッコミを広げていくという、ベタながらも小気味よい漫才。ひつじねいりも面白く、ウケもよかったですが、一歩及ばず。

Bブロック 

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\begin{array}{|l|l|} \hline
ポテトカレッジ &0票  \\ \hline
えびしゃ &8票\\ \hline
素敵じゃないか &1票 \\ \hline
群青団地 &1票 \\ \hline
ネコニスズ &0票\\ \hline
\end{array}
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えびしゃが、「帰れ」「入れ」とどっちとも聞き取れてしまうがどうしよう、という設定のコントで圧勝。シンプルで馬鹿馬鹿しいのが秀逸なネタでした。2023年ABCお笑いグランプリ3位の素敵じゃないか、良い漫才でしたが、及ばず。群青団地のコントも「言ってることが聞き取りにくい人」とのやりとり、という設定で、えびしゃと被ってしまったのが少し気の毒でした。

Cブロック

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\begin{array}{|l|l|} \hline
ツンツクツン万博 &2票  \\ \hline
センチネル &0票\\ \hline
金澤\text{TKC}ファクトリー  &0票 \\ \hline
豆鉄砲 &3票 \\ \hline
エバース &5票\\ \hline
\end{array}
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エバースが『「野球肘」→「肘野球?」』というネタでCブロックを制す。「肘野球」というワンワードにやられ、この日一番笑いました。豆鉄砲のハンバーグを作る工程をネタにした漫才も、後半にかけて盛り上げてくる感じでよかったですが、エバースが強かったです。

決勝

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\begin{array}{|l|l|} \hline
エバース &2票  \\ \hline
マルセイユ &4票\\ \hline
えびしゃ  &4票(一般票含む) \\ \hline
\end{array}
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個人的にはエバースの漫才が好きでした。今年のABCお笑いグランプリも期待が高まります。
マルセイユもベタあり、ギャグありでいい漫才でした。2023年に大阪から上京しているのですが、大阪時代の活躍を知らなかった自分が残念です。
結果的にはえびしゃが、ゲームキャラ設定をネタにしたコントで制しました。筆者自身はあまりゲームに興じることはないので、何となくでの理解ではありましたが、確かに練られた設定で見事でした。このあたりが、「若さ」を感じさせ、審査員のチョコプラ・長田さんが仰るように「ツギクル」にふさわしいという観点で票を得たのかな、と思われます。

冒頭で述べましたが、関西では生放送がなかったように、どちらかというと、というか全組関東拠点の芸人さんが出場の大会でした。関西在住の筆者が見ても楽しめるかな、という危惧もありましたが、十分楽しめました。改めてTVerの有難さを享受できました。とはいえ、「ウラマヨ」「OH!ソレ!み〜よ!」をブレずに放送する関テレも、素敵じゃないか。

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