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「エロ替え歌=OK、ほぼ全裸ポスター=NG」なのか??!!

先日の記事で笑福亭鶴光さんの不適切な替え歌の件について言及し、「不快に思われるのももっともですが、少し寛容にあれたし」というようなことを書きました。

一方、東京都知事選において、ほぼ全身裸の女性の写真が、選挙ポスターとして貼られ、そして即刻撤去に至った、というのも各所で既報の通りです。

この女性は既にポスターを剥がしたので、もはや深く追及する段階ではないかもしれません。しかし、貼られた、と報じられたその瞬間は「絶対アカンやつ」と思いました。

となると「鶴光エロ替え歌=OK、ほぼ全裸ポスター=NG」ということになります。そして、その可否の基準とは何になるのか、と考えると、これまた難しいです。両者の「相違点」を書き並べてみると、、

鶴光エロ替え歌
形態:ラジオ(音声コンテンツ)
当事者の知名度:そこそこ(特にシニア層には膾炙)
当事者の芸歴:超ベテラン(ずっとエロいこと言ってきた)
影響範囲:ファンは好んで聴く。そうでない人はうっかり聴いてしまうかも。ラジオの放送範囲は主に関東圏(他の地域ではradikoでも聴こうと思えば可能

都知事選ほぼ全裸ポスター
形態:ポスター(アナログ画像)
当事者の知名度:ほぼ無し(筆者が知らんだけならすいません)
当事者の芸歴:多くの人はポッと出、と思っている
影響範囲:ポスターの前を通ると、否が応でも視認してしまう。
ただし、都外の人間は、通勤圏でもなければ、わざわざ東京へ見に行かないとほぼ見ることなし。

。。。。必要条件らしきものがつらつらと並ぶばかりで、パシッとした十分条件はありそうで、無さそうで、何だか考えれば考えるほど「鶴光エロ替え歌=OK、ほぼ全裸ポスター=NG」という判断は、実は恣意的にすぎないような気もしてきました。この「ほぼ全裸」も、ドラえもんの源静香の入浴シーンだってもよくないだろうけども、じゃぁ、ミロのヴィーナスみたいなものだったら実はOKだったのか、、などなど、よく分からなくなってきました。

と、そんなところに以下の動画をみつけました。

ロザンのお二人による、素晴らしい解説。宇治原さんの「(候補者たちは)実はふざけてはいない」というご意見にも唸らされます。

とはいえ。で、結局どうなの?どうすべきなの?の問いに対しては、それは想像以上に難しい線引きになりそうで、決して短絡的に考えてはいけない、ということが、現状の筆者の精一杯の回答です。うーん。

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