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キーボード沼にハマった男

minipeg48を完成させて以来、オーソリニア配列と40%キーボードの魅力にどっぷりハマってしまった。

各指を縦方向に動かすだけなのでタイピングしやすいし、物理的なキー数が少ないということは、逆に言えば殆どのことをホームポジション付近で解決できるので、手や指を大きく動かす必要がない。これが事前の想像よりはるかに快適だった。

そのためのキー配置やレイヤー設計を自分に合うように調整する手間はかかるが、それができてしまえば実に快適そのものだ。

今はminipeg48を普段使いするようになっていて、もうHHKBには戻れそうもない。めいいっぱい小指を伸ばしてEnterやBackspaceを叩いたり、ホームポジションから大きく上へ伸ばして数字や記号を打つとか、もうかったるくて触りたいと思わない。

ただ、私はやはり元々手が大きいのもあって、minipeg48のキーピッチが狭すぎる感は否めないのが正直なところである。ほとんど平面なキーキャップをギチギチに詰めているのも相まって、結構ミスタイプも起こるのだ。私が文書作成メインの仕事だったらきっと発狂してる。

というわけで、コンパクトサイズではなく、一般的なキーピッチ19mmくらいのオーソリニア40%キーボードが欲しいなと思い始めてしまったのだ。

…どうやら私は、キーボード沼の住民になってしまったようである。

というわけで物色する

こうして、40%キーボードを物色する日々が始まった。

まず最初にわかったのは、完成品として売られているものがほとんど無いということだった。PCB基板だけ、基板とケースだけ、基板とケースとスイッチだけ、といったものがほとんど。しかもそれらもAmazonとかにはほとんど無く、AliExpressだったりDropだったりする。国内のキーボードパーツ専門店の遊舎工房やTALP KEYBOARDも、この分野では全く頼りにならないようだ。

そんな中でも、どうやら40%オーソリニアとしては定番であるらしいBM40をはじめ、CSTC40、JJ40、Planck、ymd40、Air40といった当たりをリストアップしてみた。

その中で、私が今一番目を付けているのはAir40です。なにがいいって、木製のケースをオプションで用意しているのが私の琴線をブッ叩きまくりですよ。木製ケースのオプションは他にもあったりしますが、ホットスワップがついているのはこれだけなんですね。

このセットにはスイッチも含まれてるので、自分でスイッチを選ぶ楽しみはなくなりますが、まあホットスワップなら後から変えることはできるので、そこは目を瞑っていいでしょう。セット自体がスイッチの選択肢を結構豊富に用意してますしね。

気になる点があるとすれば、スペースキーの箇所にスタビライザーを付けられるようになってないので、2Uサイズのキーを使うのはやめた方が良さそうってところくらいかな。

なお、他の製品に対する現状の感想はこんなところ。

BM40 : さすがに定番なだけあって、これといった不満点はない。ホットスワップだし、2Uキー用のスタビライザーも付けられる。不満は無いが、やはり木製ケースの魅力には抗いがたい。

CSTC40 : ほぼほぼBM40と同じ内容なのだが、ロムのサイズが32Kというのが少し引っかかった。今私がminipeg48で使っているファームウェアが48Kであることを考えると、十分なキー設定を実現できない可能性がありそう。

JJ40, Ymd40 : ホットスワップじゃないので論外。

Planck : 若干割高感はあるが、機能的に不満は無い。が、壊れやすいという評価をちらほら見かけるのが気になる。

というわけで、ほぼほぼAir40に意識が傾いている状況ですね。

あと、キーキャップですが、これもオーソリニア用に作られたキーキャップというのはなかなか無いんですよね。

オーソリニアではEnterキーなんかも他のキーと同じ1Uサイズなのですが、そんなサイズのEnterキーを用意しているキーキャップセットは普通ありません。なので、オーソリニアユーザーの間では、アルファベットキーだけ刻印入りを使って他の特殊キー達は無刻印のキャップを使ったり、いっそ潔く全てのキーを無刻印で統一したりする豪の者もいるようです。

私はやはりキーに刻印は欲しい人なので、何かいい物はないかと探し、とりあえあず以下の2つを見付けました。

どちらもオーソリニアを前提に作られていて、全てのキーで1Uが用意されているのがありがたい。とくにXDAの方はCtrlやAltなど一通りのモディファイア系キーが2個ずつ用意されているのが偉すぎます。形状としてはDSAの方が好きなんですが、多分XDAの方を調達することになりそうです。

というわけで、これから毎月自由に使える金額の中で2ヶ月ほどにわたって、材料調達して組み立てて…ということになりそうです。

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