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Hな気分も失せてゆきます?ひとり南国のビーチにて。

本日は、なんだか気の抜けた炭酸水のように脱け殻状態となった一日でした。

中国で言う春節の時期となり、久しぶりにやって来たクラビの町は、タイというよりは、すっかり中華街と化していました。

よゐこの皆さんは真似をしないでください。またまたトラブルです。

今日はクラビで一番のメインビーチである、アオナンビーチでのんびりしよう、ということになり、バイクで向かいました。

すでに駐車場は満杯で、バイクが置けそうな場所を色々と探したのですが無くて、しょうが無いのですこしだけ空いているところに駐輪したのです。

ビーチで、ひとしきりのんびりと過ごして戻ってみたら、私のバイクのほか3台が、まとめてチェーンで繋がれているのです。

ビーチ近くの道路に書いてある横断歩道の上に半分くらい重なって駐輪したのですが、見るとバイクが施錠されてしまっているでは無いですか?

お店の前に立っている、アロハ姿の気のいい兄ちゃんが、
「やられたねー、ここはいつも、ポリスが来て施錠して行く場所なんだよ!
ポリス・ステーションは向かい側だよ!」と、いつもの感じで教えてくれました。

しょうがないので、教えてくれた場所へ向かいます。
ポリス・ステーションに行くときやホテルでの支払い金額の交渉では、財布から現金を少なくしてから望もう!という、一人旅の鉄則を、自ら編み出した作戦を決行します。
題して「お財布の中身を見せよう作戦」です。

気のいいにーちゃんから、教えてもらったポリス:ステーションの窓口で丁寧にごめんなさいと言いました。
すると窓口にいる警官は、「罰金は1000バーツだよ、支払えばすぐに解錠するよ、ここでは毎度おなじみなんだよねー!」とのこと。

「すみませんです、今日は朝からビーチに来ていて今は400バーツしかもってないです、」
と言って、お財布の中を見せました。
すると、あっさりその金額でオーケーとのこと、「残りは後日持ってきてね、とりあえずこのノートに名前と国籍を書いてね!」
という事で、なんだか普通のノートに記入しただけで許してくれました。

タイでは、マイペンライという言葉がそこかしこで見受けられます。
タイの国内では緩すぎて良いときと、良くない時の見極めが必要ですね。
とりあえず今日はマイペンライタイでした。

クラビではアオナンビーチで一人ビールとウィスキーとシュノーケリングでのひとときで、のんびり一日を過ごしました。

ビーチでくつろいでいると、周りにいるのは、ナイスバディな欧米人のカップルや、レズビアンなのかな?
という雰囲気の人たちが大勢いて、そんな素敵な人たちに囲まれて、ある意味、のんびりとした世界なのですが、自分としては、一人チャールズ・ブロンソンのいるマンダム大陸にいるアウトローの気分なのです。

日本にいるときのような、Hな気分や、ナイスバディ―のかわい子ちゃんを見ても、なんだかエロさも何も感じません。

やはり平和な世界にいると、良からぬ感情や欲望が現れるようですが、海外ツーリングという緊張感の中、次はどんなトラブルがやって来るのか?

旅のトラブルというのは、どこから何がやってくるのか?
などと考えていると、エロい気分なんかは全く起きないものなのです。

明日は、マレー半島はクラビから、もう少し南に下がってトランという辺境の地へと旅立ちます。

走行距離55キロ

激辛のトムヤム喰らう午後の風


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