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ホテルが消失、人生に確実なものなんてなんて何も無いのさ。

本日は朝から南国特有の晴天です。クラビに来ても色々と大変です。

なぜかバンコク近郊まで来てしまい、すったもんだの末、チャオプラヤ川の川越えを経験しました。

580キロ走破の果てには、まだ見ぬ入道雲の彼方に、舞踏ダンスを踊る不思議な蜃気楼の影をみたような気分です。

Googleマップを見て、マレー半島を南下、地図を見ながら上手くクラビ・ヘブンズ・ホテルに着いたというのに、そこには当該ホテルが見当たりません。

近所と思われるレストランの店員さんに聞いてもわかりません。
地図をみると向かい側に別の名前のホテルがあり、そこで訪ねることにすると、「はい。こちらのホテルがそうです」
と普通にいう。

フロントで聞くと、この辺にホテルをいくつか持っていて、場所ごとに名前を変えているというのです。
ホテルは判ったのですが、チェックインで一悶着です。

パスポートの提示を求められて、パスポートはレンタルバイク屋に預けてしまっていたので無いと言うと、パスポートの画像を見せろとのことです。

携帯を落としてしまっているので今は無いよ!
と言うと、またまた、タイ人特有の怪訝そうな顔に変身して、
「携帯電話が無いなんて信じられない!人間だったら持っていて当然だ!
お前は人間でなく、もしかしたら原始人なのか?」
くらいの勢いで言ってきます。

嫌な予感が走りました、

やはりブッキングも無いとの事でサイトから確認すると日程を丁度、一ヶ月ほど間違っているではないですか?

んあー!
またまたやってしまったのか?

ということでノーブッキング、しょうがないので再ブッキングして、お金とデポジットの料金をその場で支払たら、ホテルのフロントの女性、急にニコニコ顔になって、OK、良い旅を!などと言ってくるしまつ。

ようやくホテルにチェックイン、やっとこクラビに滞在がOKになりました。

ある意味、自分の馬鹿さ加減に、もしかして本当に原始人になってしまったかのような気分となりました。

シャワーを浴びて、気を取り直してナイトマーケットへ出発!
ナイトマーケットの奥の方にある、外国人が山盛りのお店でトムヤムクンを食べました。

海外旅行で編み出した自分の技ですが、大体、外国人が沢山いるところは、賑わっていて味良く回転率が速いので、お腹も痛くならないお店となります。

バンコクからホアヒン、そしてクラビへとツーリングの旅をして疲れに疲れはてました。

ホテルでアルコールを飲んで、こんな日は早く寝ようと、TVも点けずにベッドに入ったのですが、数日からの数奇なトラブルの連続で脳内ドーパミンが出まくっているのか?

久しぶりに興奮状態さめやらずのため、なかなか眠れない夜でした。

走行距離 580キロ。

辿り来て見知らぬ町の異邦人

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