マリノスファミリーとは何か

昨日の国立での鹿島戦、3年ぶりに鹿島に負けて残念だった。
先取点をとったのに後半、運動量が落ちて鹿島に逆転され最後に一矢報いたものの3−2で敗戦。
ACL決勝を挟む過酷なリーグの連戦を1勝2敗1分けで終えた。
この試合、木村主審の不安定なジャッジやボールパーソンのアンフェアな球だしにイライラした。
特に相手の明らかなハンドをスルーされ、あれよあれよと相手のゴールになってしまった流れには呆れ返った。
目の前で見ていた筈の線審があれではキューウェル監督が怒り呆れるのも当然だと思った。
また鹿島のGKである早川のマリノスゴール裏を挑発するような行動には水谷雄一なみの怒りを感じたが、Jrユースからユースに昇格出来なかった早川にはマリノスに対する屈折した感情があるのかもしれない。
そういった鹿島に対する腹立ちはにっくき対戦相手なので自然のことで1日もすれば忘れるのだが、昨日一番残念だったのは劣勢の試合展開の中で、更には試合後の選手挨拶で聞こえてきたマリノスゴール裏の一部からのブーイングと怒声・野次。
厳しい日程で汗水垂らして走り回った選手たちに浴びせられた冷水は選手たちを勇気づけられただろうか、闘争心・反発心に火をつけただろうか。
マリノスのサポーターの数も増え若きコールリーダーの奮闘もあって、他のJリーグチームには見られないようなあったかいサポーター集団になったかと喜んでいたのに、負け試合には別のチームになってしまった。
特定の選手への誹謗中傷や監督采配、選手への心無いヤジがサポートになると本当に思っているのか。
耳に心地よいマリノスファミリーという言葉、苦しい時こそ、その言葉の意味が重みを増すと思うのだが。
苦しい時こそ、ファミリーは一致団結して荒波を乗り越えなければいけないのだが。
甘いと言われれば、厳しい言葉をかけなければ成長しないと言われれば、強く否定はできないのだが、試合後に選手がゴール裏に向けた怒りにも見える表情には深い溝を感じないではいられない。
確かにファミリーの中にも対立・断絶はあるだろう。だがマリノスファミリーに向けた想いはそういったものではないように思う。
選手たちと同じようにゴール裏の皆さんも連戦に疲れているのかもしれない。
UAEの過酷な遠征にも多額の私費を投じて出かけ、昨日の試合も飛び跳ねて声を枯らして宿敵鹿島に立ち向かったのに結果が出なくて歯痒くて感情のままに口汚い言葉が出てしまったのかもしれない。
柏戦の勝利の際にRE・STARTだと言ったが、私たちに必要なのはRE・SETだったのではないか。
次のリーグ戦までは2週間近くあく。しかもホームでの首位町田ゼルビア戦。
横浜線ダービーであるし、昨年は天皇杯で痛い目に遭わされているチームであり、マリノスファミリーの結束力を高めるには願ってもない相手。
バラバラになるのではなくてリフレッシュしてリセットして強敵に挑もう。
それまで、マリノスファミリーには

それぞれの場所で充実した時間を送っていただきたいものだ。

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